1.置いて行かれて寂しい
猫が1番嫌いな言葉はもしかすると「行って来ます」かもしれません。しかしお留守番は大事な家猫修行のひとつですから、ひとりに慣れさせることも大切です。
幸い人は楽しい玩具や快適なベッドなどで、留守宅を充実させてあげられます。そして帰って来たら十分甘えさせ、たくさん遊んであげたなら、「お留守番もそう悪くない」ときっと思ってくれるでしょう。
2.家族の帰りが遅くて不安
家族の帰りが遅いとき、猫は不安な気持ちを抱えながらずっと帰りを待っています。なぜなら猫は、決まった時間に家族が揃っているのが好きなのです。
ただ毎回そうはいきません。もし他の家族がいる場合には構って気持ちを紛らわせ、いないときには帰ってから美味しいおやつとたっぷり愛撫で、心からの「ごめんなさい」を伝えましょう。
3.飼い主さんが怒っていて悲しい
ひどく叱られたとき、猫はとても悲しい顔をします。また遊びの最中で強く噛み、飼い主さんが「痛い!」と悲鳴をあげたときも、自分が噛まれたような顔をします。そのときの意気消沈ぶりは見ていて気の毒なほど。
猫は「ごめんなさい」という言葉を知りませんが、大好きな飼い主さんが怒っているとすごく悲しくなるのです。もし猫が「機嫌直して」と甘えてきたら、早めに仲直りしてあげてくださいね。
4.疎外感を感じている
飼い主さんの気持ちが自分から離れると、猫は寂しくなってしまいます。特に新らしく子猫を迎えてそちらばかり気にかけていると、文字通り悲しそうな目で見ます。
そんなときは新しい子のお世話はほどほどに。先住猫を抱きしめて「あなたが1番」と伝えましょう。そして可能な限りその子優先にしてくださいね。
5.喪失感で潰れそう
長期出張や入院・死亡のとき、猫はなぜ大好きなあの人・あの子がいなくなったか理解できません。帰って来ない相手をずっと待っている姿は、見ていてこちらも辛くなります。
しかしこれは時間に解決してもらうしかありません。無理強いせずにそっと見守り、甘えてきたらうんと優しくしてあげてくださいね。
まとめ
愛猫がしょんぼりする姿はあまり見たくはありませんよね。しかしそれを避けるためになるべく外出しない、怒らないという生活は人にも猫にも不自然です。
寂しいときや悲しいときは心が育つとき。猫に悲しい思いをさせたらしっかりあるいはさり気なくフォローして、心の強い優しい猫に育ててください。