猫が家出をしたくなってしまうNGな環境とは?
「愛猫がある日突然、ふとした隙を狙って家出してしまった…」というケース、実はありとあらゆるお家で起こってしまう可能性があります。実際猫が家出をしてしまい、捜索届けを出している飼い主さんの数は少なくないようです。
では、そもそもなぜ猫は家出をしてしまうのでしょうか。
今回は、猫が家出をしたくなってしまうNG環境について、理由や改善方法とともに解説をしてまいります。
1.窓やドアが開けっぱなしになってる事がある
防犯の観点から、日頃から戸締まりには気を付けているとは思いますが、意外と徹底ができていない場合も。
生まれつき室内飼いをしていたとしても、外の世界に憧れを抱いている猫は数多くいます。そのため、窓やドアが少しでも開いていたら、その隙を狙って家出を図ろうとする可能性は大いにあるといえるでしょう。
家を出る時や外出から帰ってきた直後は、必ず窓やドアの戸締まりをしっかりと確認するようにするのがおすすめです。
2.猫がくつろげる場所が家の中にない
どんなにフレンドリーな性格の猫でも、ひとりでゆっくりと静かに休みたい気分になる時もあるものです。そのため、猫にとってひとりきりになれる空間や誰にも邪魔されず静かに眠れる場所は必須といえるでしょう。
もし家の中に、そのような猫がひとりでくつろげる居場所が全くないのであれば、早急にくつろげる場所を作ってあげて下さい。くつろげる場所がないと猫はストレスが溜まってしまい、「家の中でくつろげないなら外に出て居場所を探しに行こう」と思って家出する可能性があるからです。
猫用ハウスや、猫が入れるサイズの小さい箱などを、できるだけ静かでひとりになれる快適な場所に設置してあげるだけでもだいぶ変わるので、ぜひやってみて下さい。
3.室内がうるさい
室内で大きな音や声を出して騒ぐ事が多かったり、騒音が出るような機械や家電を四六時中頻繁に使っている場合、音や声が原因で家出をしようとするケースもあります。
そのため、できるだけ猫の近くでは、騒いだり大きな音の出る物は使わないように配慮してあげましょう。
また、普段から猫が近くにいる時は、人間はなるべく小さな声で話すことを意識するのも重要です。
まとめ
猫にとって心地よい環境を整えてあげることができれば、ストレスが溜まって家出するという確率もグッと下げることができます。
猫が家出しないように、戸締まりや脱走対策はしっかりとしておく必要はもちろんあります。
しかしそれだけでなく、「わざわざ外に行かなくても、家の中にいるだけでくつろげる」と思ってもらえるような環境作りを目指していくのが大切です。