何か要求がある
猫が人間に対して鳴くのは、主に何か要求があるときと言われています。例えば、甘えたいとき、ご飯が欲しいとき、一緒に遊んで欲しいときなどです。
構って欲しい、甘えたいときは、高めの可愛らしい声で「ニャーン」と鳴きます。ご飯が欲しいときは、元気よく「ニャオーン」と訴えるように鳴いてきます。
可愛らしく鳴いて甘えられると、ついつい希望を叶えてあげたくなってしまいますよね。ですが、鳴くたびに要求に応えていると、鳴き癖がついてしまう恐れもあります。
ご飯のように、あげる量が決まっているものに関しては、必ずしも猫の要求に応えない匙加減も必要です。
不安や不満がある
猫が何かに不安を感じていたり、不満を感じたりするときにも、鳴く場合があります。
例えば、おうちで慣れないお留守番をさせられたとき、飼い主がなかなか構ってくれないときなどです。まだ猫が小さいうちは、ひとりで過ごすことも慣れていないため、お留守番をすると不安で鳴き回ることがあります。
甘えん坊の猫であれば、構ってもらえない不満を伝えるために強く鳴いて訴えます。自分の要求が通らないときに、鳴いて伝えようとするのです。
先ほど伝えたとおり、あまり鳴き声に対し要求を聞きすぎてはいけませんが、不安や不満から鳴いている場合はその後のフォローが必要なときもあります。
お留守番をさせたり、すぐに構ってあげられなかったときは、そのあとに目いっぱい甘えさせてあげるなどして、猫を安心させてあげてください、
気が高ぶっているとき
主に、発情期や威嚇をするときなど、気持ちが高ぶっているときにも猫は鳴きます。
発情期で鳴く場合は、主にメス猫がオス猫を惹きつけるために、大きな声で鳴きます。メス猫の鳴き声に対し、オス猫が応えるようにして鳴きます。鳴く時間帯も、夜に多いのが特徴です。
威嚇のときは、猫や人間に関わらず、敵とみなした相手に対して「シャーッ」と毛を逆立てながら強く鳴きます。威嚇をすることで、相手を自分から遠ざけようとするのです。
これらの場合は、何かを訴えるというよりも、本能的に発してしまう鳴き声に近いでしょう。
まとめ
猫にとって飼い主は、母猫と同じように自分を守ってくれる存在。そのため、何か要求があるときに、母猫にするのと同じように鳴いて気持ちを伝えるのでしょう。
鳴き方によって、猫が訴えている内容も変わります。猫がどんなときにどんな鳴き方をしているか、それがわかるようになると、よりコミュニケーションがしやすくなります。
猫が鳴いていたら、どんな気持ちなのか、じっくりと向き合ってみてください。