猫が鳴く3つのシーン どんなことを訴えているの?

猫が鳴く3つのシーン どんなことを訴えているの?

猫の鳴き声はとても可愛らしいもの。でも実は、猫同士のコミュニケーションでは鳴くことはなく、鼻をこすりつけたり匂いを嗅ぎあったりしています。猫が鳴くのは、主に飼い主である人間に対してです。子猫のころは母猫に甘えて鳴きますが、それと同様に、人間に対し赤ちゃん返りをして鳴いていると考えられています。では、猫は鳴くとき、具体的にどんなことを訴えているのでしょうか。

何か要求がある

鳴いている子猫

猫が人間に対して鳴くのは、主に何か要求があるときと言われています。例えば、甘えたいとき、ご飯が欲しいとき、一緒に遊んで欲しいときなどです。

構って欲しい、甘えたいときは、高めの可愛らしい声で「ニャーン」と鳴きます。ご飯が欲しいときは、元気よく「ニャオーン」と訴えるように鳴いてきます。

可愛らしく鳴いて甘えられると、ついつい希望を叶えてあげたくなってしまいますよね。ですが、鳴くたびに要求に応えていると、鳴き癖がついてしまう恐れもあります。

ご飯のように、あげる量が決まっているものに関しては、必ずしも猫の要求に応えない匙加減も必要です。

不安や不満がある

鳴いている猫

猫が何かに不安を感じていたり、不満を感じたりするときにも、鳴く場合があります。

例えば、おうちで慣れないお留守番をさせられたとき、飼い主がなかなか構ってくれないときなどです。まだ猫が小さいうちは、ひとりで過ごすことも慣れていないため、お留守番をすると不安で鳴き回ることがあります。

甘えん坊の猫であれば、構ってもらえない不満を伝えるために強く鳴いて訴えます。自分の要求が通らないときに、鳴いて伝えようとするのです。

先ほど伝えたとおり、あまり鳴き声に対し要求を聞きすぎてはいけませんが、不安や不満から鳴いている場合はその後のフォローが必要なときもあります。

お留守番をさせたり、すぐに構ってあげられなかったときは、そのあとに目いっぱい甘えさせてあげるなどして、猫を安心させてあげてください、

気が高ぶっているとき

大きい声で鳴いている猫

主に、発情期や威嚇をするときなど、気持ちが高ぶっているときにも猫は鳴きます。

発情期で鳴く場合は、主にメス猫がオス猫を惹きつけるために、大きな声で鳴きます。メス猫の鳴き声に対し、オス猫が応えるようにして鳴きます。鳴く時間帯も、夜に多いのが特徴です。

威嚇のときは、猫や人間に関わらず、敵とみなした相手に対して「シャーッ」と毛を逆立てながら強く鳴きます。威嚇をすることで、相手を自分から遠ざけようとするのです。

これらの場合は、何かを訴えるというよりも、本能的に発してしまう鳴き声に近いでしょう。

まとめ

たたずむ猫

猫にとって飼い主は、母猫と同じように自分を守ってくれる存在。そのため、何か要求があるときに、母猫にするのと同じように鳴いて気持ちを伝えるのでしょう。

鳴き方によって、猫が訴えている内容も変わります。猫がどんなときにどんな鳴き方をしているか、それがわかるようになると、よりコミュニケーションがしやすくなります。

猫が鳴いていたら、どんな気持ちなのか、じっくりと向き合ってみてください。

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