1.オスの三毛猫は貴重である
希少性の高い三毛猫は、江戸時代辺りから縁起が良いと言われ始めたようです。
江戸時代では、猫や虎を小さくしたものが良く茶色や茶と白の合わさった被毛色が好まれていました。そのため、三毛猫を好んで飼う人はいなかったそうです。しかし、実は三毛猫のオスが生まれる確率が低く希少性の高いことを人々は知っていました。
通常の遺伝子の組み合わせでは生まれないため、遺伝子異常で誕生するオスの三毛猫は3万匹に1匹という少なさになります。
2.ネズミを狩猟する猫は神様
昔から農作物や蚕を食べてしまうネズミを退治してくれるため、縁起が良いと言われます。
ネズミは大切な作物を食べてしまうだけではなく病原菌も媒体しています。その危険なネズミを猫は1日に何匹も捕まえたと言われています。なお、船にも多くのネズミが出るため、船乗り達の良い相棒として猫はとても大切にされていたそうです。
3.錠前を守るかぎ尻尾猫
錠前のような形をしている「かぎ尻尾猫」は昔から蔵を守ると言われ、縁起が良いとされています。
日本ではな長く生きた猫は猫又になると信じられており、長い尻尾より短い尻尾が縁起が良いとされていました。長い尻尾は、ヘビを連想させる、尻尾に火がついて火事になりやすいなどの話もあったようです。
海外ではかぎ尻尾の猫を幸運を引っ掛ける猫、幸運の扉を開ける猫とも言われるそうです。
4.エジプトのバステト神
猫の祖先と言われているリビアヤマネコは古代エジプトが発祥です。
古代のエジプト人が野生のリビアヤマネコを飼い慣らしてイエネコに改良しました。その後、猫を可愛がる有力な国王が多く出たり、夜行性でネズミを退治する様子から、農業の神や闇を克服する神として崇められるようになりました。
エジプトではバステト神のための像や神殿が作られています。
5.猫のヒゲ
猫のヒゲを集めたりお財布に入れると金運も上がり縁起が良いと言われます。
簡単には抜けない猫のヒゲですが、自然と生え変わります。落ちているヒゲを見つけると絶対に捨てられないと感じさせてくれる不思議な形状をしています。
まとめ
猫に関する『言い伝え』5つ!縁起が良いと言われているのはナゼ?についてお伝えいたしました。
猫に対して人間が感じる魅力は媚びない、マイペースであるなど人間がしようと思ってもなかなかできない事が多いようです。猫の持っている天性の魅力に、人間はこれからも抗えないでしょう。