甘えん坊な愛猫への接し方に注意!
猫は基本的にマイペースでツンデレだといわれていますが、とにかく飼い主さんが大好きで甘えん坊な子も少なくありません。愛猫が甘えん坊だと、飼い主さんもつい甘やかしてしまいたくなるものです。しかし甘やかし方を間違えると、猫のストレスにつながる場合もあるので接し方には注意が必要です。
甘えん坊な猫と暮らすうえで飼い主さんが避けたい行為や、愛猫が甘えん坊だからこそ配慮したいことをご紹介します。飼い主さんと猫がより良い関係を築いて共に生活するために、参考にしていただけると幸いです。
甘えん坊な猫にNGな飼い主さんの行為5選
1.必要以上に構いすぎる
本来猫は、誰かとベッタリくっついて過ごす動物ではありません。いくら甘えん坊な性格の猫でも、極端に構いすぎるとストレスになる場合があるので気をつけましょう。
2.いつも愛猫のそばにいる
飼い主さんがそばにいる状態が当たり前になると、猫は飼い主さんと離れることに強い不安を感じるようになってしまう可能性があります。愛猫が「分離不安症」にならないように、一人で過ごすことに慣らしておくことも大切です。
愛猫が寂しがることを理由に、飼い主さんが外出を控えて1日中家にいるなどの優しさは、猫の依存度を高めてしまうのでかえって猫のためにならないでしょう。飼い主さんがいなくてもリラックスして過ごせるように、ぜひ一人遊びやお留守番の練習を少しずつさせてみてくださいね。
3.愛猫の言うことを何でも聞く
愛猫に可愛らしくおねだりをされると、つい甘やかして要求に応じてしまうという飼い主さんもいることでしょう。しかし何でも言うことを聞いていると、猫は自分の要求が通ることが当たり前だと認識してしまいます。
わがままを許すことと愛情を注ぐことは違うので、応じられない要求はしっかり拒否してください。普段甘やかしすぎると、どうしても飼い主さんが要求に応じられない時に、愛猫が問題行動に走ってしまうリスクが高くなるので注意が必要です。
4.甘えてきた時に無視する
甘えん坊な猫が飼い主さんに甘えたくて「構ってよ~」とアピールしてきた時は、忙しくても少しの間でいいので構ってあげましょう。完全に無視してしまうと、繊細な猫にとってストレスになってしまいます。
手が離せない場合は名前を呼んで話しかけたり、軽く撫でてあげたりするだけでもOKです。その代わりに後でタイミングを見つけて、愛猫が満足するまで甘えさせてあげる時間をつくるとよいでしょう。
5.長期休暇明けに、突然長い時間のお留守番をさせる
ゴールデンウィークや年末年始には、連休になるという飼い主さんも多いですよね。飼い主さんと一緒にいられる長期休暇は、甘えん坊な猫にとっても嬉しいものです。しかし休み中にベッタリそばにいすぎると、休み明けの反動が大きくなるという問題があります。
1日中飼い主さんと一緒に過ごせる日が続いていたのに、休み明けに突然長時間のお留守番を余儀なくされると猫は大きなストレスを感じてしまうでしょう。休暇中も愛猫に構いすぎないように気をつけて、飼い主さんは適度に外出したほうが反動は少なくなります。
まとめ
愛猫の甘えん坊なところが可愛くて仕方がないという飼い主さんは多いでしょう。甘えられるのは嬉しいですし、気持ちに応えて思う存分甘やかしたくなってしまいますよね。しかし甘やかしすぎや構いすぎは、愛猫のためにならないことを忘れないでください。
もちろん寂しい思いをさせないように、甘えたい時にしっかり甘えさせてあげることも大切です。愛猫が飼い主さんに愛されていることを実感できており、飼い主さんと猫がそれぞれ一人の時間も楽しめるという適度な距離感を心がけましょう!