猫の集会とは?なぜ集まるの?
「猫の集会」とは、名前の通り猫たちがどこからともなく集まってきて顔を合わせる行動のことを指します。野良猫や放し飼いになっている猫によく見られる行動で、深夜の時間帯に行われることが多いです。
一匹二匹程度の少数ではなく、何匹も集まってくる傾向にあるため、空き地や駐車場、公園といったある程度広いスペースのある場所で集会が行われていることが多いといえるでしょう。
そもそもなぜ猫たちはこのような集会をわざわざ開いているのか、不思議に思っている人もたくさんいると思います。
ということで、ここからは「猫が集会を開く理由」について解説してまいります。
1.結束力を高めるため
猫の集会で集まってくるメンバーは「同じ縄張りで活動している仲間内」です。
猫は縄張りを意識しながら行動している生き物です。自分たちの縄張りの中で餌を捕獲したり、寝床を見つけたり…といった行動をしているため、とても大切な場所といえます。その大切な場所で一緒に生活している仲間たちとのコミュニケーションは猫にとって必要なものといえるのでしょう。
定期的に顔を合わせておくことによって、仲間同士の結束力を高めているのかもしれません。
2. 縄張りによそ者がいないか確認するため
縄張りの中には基本的に顔見知りの仲間しかいないはずです。しかし、たまによそ者の猫がやってくることがあります。そのようなよそ者が来ていないかどうか確認するために、定期的に集会を行なって確認しているのではないか、という意見もあるようです。
よそ者が増えるということは、縄張り内での餌の捕獲率もそれだけ下がるということに繋がります。そのため、よそ者がいるかどうかの確認は外の世界で生きる猫たちにとって非常に重要なことなのです。
3. 仲良しの猫と会うため
縄張りの中で生活する猫たちの中には、家族や兄弟といった繋がりの強い仲間がいることも多いです。そのような「特に仲の良い仲間」と集会で顔を合わせて一緒にくつろいだり、グルーミングをし合ったり…といった行動をとる猫もいます。
定期的に集会で会うことによって、仲の良い猫とのコミュニケーションを測っているのかもしれませんね。
まとめ
猫の集会は一見とてもミステリアスです。しかし、実は猫たちが縄張りの中で円滑に生きていくために必要な会といえるのでしょう。
もしうっかり集会中の猫たちに遭遇しても、お邪魔にならぬようにそっと退散してあげましょうね。