正体は猫ニキビ!
黒いゴミのような細かい粒々は、痤瘡とよばれる猫ニキビです。軽度であれば猫に痒みはないでしょう。
顎の下や口の周りにできやすいのは、皮脂腺が多く分泌されるためです。顔周りは直接舐めることができないため清潔を保てず、ニキビができやすいのです。年齢や猫種に関係はありませんが、ニキビのできやすい体質の猫はいます。
黒ニキビが進行すると赤く腫れ痒みや痛みが出てきます。患部を気にして壁に擦り付けるような動作も見られます。さらに悪化すると細菌に感染し、出血やただれが見られます。必ず病院へ行きましょう。
1.清潔さを保てる食器に!
食器を清潔にしないと、雑菌が繁殖して顎に付着してしまいます。
プラスチックの食器は傷がつきやすく、綺麗に洗っても雑菌が傷の中に残ってニキビの原因となります。ガラスや陶器で出来た猫専用の食器を用意してあげましょう。そして、食後はすぐに洗ってくださいね。
2.食器や食事の見直し
食器やご飯によるアレルギー、脂肪分の多い食事もニキビの原因となります。
プラスチックや金属製の食器にアレルギー反応を起こす猫は多くいます。同じように、ご飯に使われている食材に対してのアレルギーもあります。
食器は、しっかりと高温で焼いた陶器製の物を選んであげましょう。脂質によって黒ニキビが出てしまう場合は、なるべく脂肪分の少ないご飯を選択してください。
3.お手入れを手伝う
顔周りは自分で舐められないため、食後にタオルで拭く、ブラッシングをするなどお世話をしてあげましょう。
ウエットフードや汁物などは、顎の下に残りかすが付きやすくなります。水で濡らしたタオルでしっかりと汚れを取りましょう。特に、子猫や高齢猫は必ず拭いてください。
4.病院を受診する!
皮膚炎、ダニ、ノミ、などの場合は病院を受診し投薬を受けなければなりません。
雑菌が入り炎症を起こした場合は、病院できちんと治療を受けましょう。黒い粒々を潰したときに赤くなる場合は、ニキビではなくノミの糞です。ノミの駆除には数ヶ月の投薬、環境を清潔にする必要があります。
まとめ
猫の顎の下に『黒いゴミ』が付くようになったら…気になる正体と4つの対処法についてお伝えいたしました。
黒いゴミ、ニキビにしてもノミの糞にしても猫に不快感を与える物です。猫の健康管理を徹底して、ニキビができないようにしましょう!