猫のいる部屋で『喫煙』のリスク2つ 病気との関連性は?

猫のいる部屋で『喫煙』のリスク2つ 病気との関連性は?

猫のいる部屋でタバコを吸うという行為は、実際猫にどのくらい悪影響を及ぼすのでしょうか。様々な場所で規制の多くなった喫煙に関して、しっかりと事実を見ておきましょう。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

1.受動喫煙

喫煙男性の膝の上にいる猫

副流煙による受動喫煙は、猫にとっても大きなリスクです。

喫煙者が吸い込む煙は「主流煙」、タバコの先から出てくる煙は「副流煙」と言われます。自分自身が喫煙をしていなくても、喫煙者と関わる環境にいると受動喫煙をさせられる事になります。

ちなみに、副流煙と主流煙を比較すると、ニコチンは2.8倍、タールは3.4倍、一酸化炭素は4.7倍と全て副流煙の方がより毒素が強くなります。この他にも、発がん性物質が含まれます。

2.三次喫煙

タバコを噛む猫

衣服や身体に付着したタバコの煙が残留し、被害を受ける事を三次喫煙と言います。

一緒に暮らす人間が家庭内では禁煙をしていても、違う場所で喫煙していることで身体に付着したタバコ成分を家へ持ち込んでしまいます。自分自身の身体、衣服、持ち物に付着したタバコ成分は、壁やカーテンなどの室内家具へも移動します。

手で抱っこをすればタバコ成分は被毛へ付着します。その被毛をグルーミングしたり、タバコの付いた人間の身体を舐める事でタバコ成分が体内へ入ります。間接的にも直接的にも猫は人間より多く体内へタバコ成分を取り込んでしまうのです。

悪性リンパ腫のリスクが高くなる

病院で診察を受ける猫

悪性リンパ腫への罹患率が高くなると、報告されているようです。

タバコの成分は重いため、床の方へ溜まります。床は猫の動線であり、人間以上にタバコ成分への曝露が大きくなります。特に口腔、鼻腔内のガンになりやすいと言われています。

そのほかにも、皮膚、心臓、呼吸器、消化器などへの腫瘍、アレルギー、目の炎症にも関わります。

禁煙のすすめ

喫煙男性を嫌がる猫

空気清浄機や換気扇を使用しても、タバコ成分を完全に除去することは難しいです。

猫のいる部屋で吸わないようにしても、完全に分煙することはできません。タバコは『百害あって一利なし』です。猫のため、周りの人のため、そして自分のためにタバコを止めることが大切でしょう。

まとめ

煙にびっくりする猫

猫のいる部屋で『喫煙』のリスク2つ 病気との関連性は?についてお伝えいたしました。猫にとっても大変な問題であることがお分かりいただけたでしょうか。

嗅覚も人間の何倍もある猫に、タバコの煙は耐え難いものに違いありません。猫たちは文句を言いませんが、人間が地球のためにも配慮するべきでしょう。

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