1.お金がかかる
猫を飼うにはお金が必要です。猫を購入する場合は購入費用、食費、医療費、トイレ用品、おもちゃ代、冷暖房費などがかかります。ケガや病気をすると手術費や薬代、通院費用などがある日突然必要になるのです。病気の治療や予防のための専用のフードが必要になることもあります。
猫の寿命はおよそ15歳です。猫の寿命まで飼育費用を払い続けることができるのか、多頭飼育をするならさらにお金がかかることを考える必要があります。また、この先飼い主さんが結婚や独立などライフスタイルが変わったときも今までと同じように飼育費用を払い続けられるようにしなければなりません。
2.家は猫を飼っても大丈夫か
ペットの飼育が禁止されている賃貸物件で猫を飼育すると、大家さんから退去するように言われてしまいます。ペット飼育可の物件でも、ペットの種類や頭数などが決められているので、猫を飼う前に確認が必要です。転勤など引っ越しをする可能性があるなら、猫が飼える住宅を選べるのかということも考える必要があります。
家族が猫を飼うことを理解しているかも重要です。家族全員の協力がないと、誤飲や脱走などの事故が起きたり、健康管理やしつけが人によってバラバラになったりすることがあります。
3.猫の健康管理が必要
猫の飼い主さんは猫の健康を保つ、病気について知る、病気の予防をする責務があります。
ワクチンで感染症予防をする、定期的に健康診断を受けて病気の早期発見・早期治療をすることなどはとても大切です。繁殖を望まなければ避妊去勢手術をするのが一般的です。
4.猫に合わせた生活になる
猫にごはんをあげる、トイレを清潔にする、遊んであげるなど猫を飼うには毎日のお世話が必要です。犬と違って散歩をする必要はありませんが、運動不足にならないように一緒に遊ぶことは大切です。
猫中心の生活になるため、旅行などで家を空けることが難しくなります。家を数日空けるときは家族や知り合いの方、ペットシッターサービスなど誰かにお世話を依頼したり、ペットホテルに預けたりすることが必要です。
猫によっては飼い主さん以外の人がとても苦手だったり、ペットホテルなど環境が変わるとごはんを食べない、トイレを我慢してしまうなど大きなストレスを感じたりすることがあります。そのため、猫を飼ったら家を離れるのが難しくなる、ということも考えておかなければなりません。
まとめ
猫を衝動飼いすると、お金の問題や飼い主さんが好きなように行動できなくなるなど、後から困ったことが起きる可能性があります。
猫を迎える前に、猫と一緒に暮らすことで今までの生活と比べてどのような変化があるのか、その変化を受け入れて対応することができるのか考えましょう。