1.運動が不得意
ジャンプが得意!というイメージのある猫ですが、実は運動全般が不得意、という場合があります。一番活発で体の成長が著しい子猫のときに十分運動ができないと、運動があまり得意ではなくなるようです。
猫といえば軽々と高いところに飛び移るもの、と思っていると、イメージの違いに驚くかもしれません。筆者宅の猫の中にも、あまりジャンプをしない猫がいます。子猫の頃からそうなので、もしかしたらある程度、性格もあるのかもしれません。
2.肥満
肥満によって体重が重くなると、ジャンプするのが大変でできなくなる、という理由も考えられます。猫は強靭な後ろ足があるため、助走がなくても2メートル程度のジャンプが可能。ですが体が重たいと、その後ろ足をもってしても、難しくなってしまうのです。
肥満になるとジャンプができなくなるばかりでなく、病気にもかかりやすくなります。健康維持のためには、適正体重を保つのがベストです。もし愛猫が太り気味だと感じたら、食事や運動の管理を行い、ダイエットさせてあげましょう。
3.体の異常
ケガや脱臼、骨折、病気など、体に異常があるとジャンプできなくなることも。痛みがあれば、当然の話でしょう。それまでは問題なくジャンプしていた愛猫が、急にしなくなった場合は、何か体に異常がないかを確認してあげてください。
ジャンプができない以外の、症状が現れる場合が多いです。おかしいと感じたときは早めに、動物病院へ連れて行ってあげましょう。
4.年齢を重ねたため
年齢を重ねたため、ジャンプできなくなった、という理由もあります。筋力が衰えてくるためです。若い頃のようにはいかなくなるのでしょう。
老猫になると、寝てばかりになるかもしれません。ですがやはり、体を動かすことは必要です。飼い主さんが遊びに誘い、無理のない程度に運動させると、筋力の衰えが緩やかになるでしょう。
猫のジャンプについて
猫は強靭な後ろ足があるために高いジャンプができる、と前述しましたが、それを、関節や体の柔らかさが支えています。うずくまった状態からジャンプで後ろ足と体を一気に伸ばすと、それがバネの役割を果たして高く飛び上がれるのです。
身長の5倍程度の高さまで、ジャンプできるといわれています。しかも、助走がなくても、です。人であれば考えられない程、驚異的なジャンプ力を持っているのです。
まとめ
今日のねこちゃんより:二姫(にゃんひめ)♀ / 雑種 / 3.5kg
猫の中にも、ジャンプが苦手な猫がいるということ。それを頭の隅に留めておくと、「ウチの猫、ジャンプしないけど大丈夫かな?」と余計な心配をせずに済みそうです。
愛猫が急にジャンプできなくなったときは、注意が必要です。また、肥満や老化で徐々にジャンプしなくなる場合もあるため、体に負担をかけないように高い場所への導線に、ステップなどを設けてあげるとよいかもしれません。