1.撫でようとした時
猫を撫でようと近づいたら逃げられてしまう…。飼い主からしてみたら、ちょっとショックな対応ですね。でも、たまたまタイミングが合わなかったのかもしれません。
猫はいつでも構ってほしいわけではないのです。猫がひとりでいたいと思っている時は、放っておいてあげるのが一番です。離れて行ってしまう姿は冷たく感じますが、特に怒っているわけではなく、気分が乗らないだけ。
構ってほしくなると、自分から甘えて寄ってきます。猫のペースに合わせて、上手につき合ってあげて下さいね。
2.遊びに誘った時
猫と遊んであげようと思っておもちゃで誘ったのに全然遊んでくれない、なんてことがあります。チラッと見て寝てしまったり、ふいと横を向いてしまったり、そんな塩対応にショックを受けてしまうかもしれません。喜んで遊ぶと思っていたのにがっかりですよね。
でも、猫は気分じゃなかったのかも。ただ単に眠かっただけということもあります。おもちゃを見せても遊ぼうとしない時は、そっとしておいてあげて下さいね。
遊びたそうにしているのにおもちゃに見向きもしない時は、ごはんがほしかったり、撫でてほしかったり、何か他の要求があることも。猫の気持ちに気づいてあげられるといいですね。
3.名前を呼んだ時
猫の名前を呼ぶと、寄って来たり、返事をしてくれることも多いですよね。でも、いつもそうとは限りません。名前を呼んでも、聞こえているはずなのに明らかに無視している、そんな瞬間があると思います。
怒らせてしまったんだろうか…と、飼い主としては気になるところ。でも、猫には深い意味はなく、ただ単に返事をしたくなかっただけです。
何も反応がないように見えて、耳やしっぽを動かし「聞いてるニャ」とアピールしてくれていることもありますよ。しつこく呼び続けると嫌がられてしまうので、そっとしておいてあげましょう。
猫はいつも塩対応?
(猫がいつも塩対応…)と感じている飼い主も多いかもしれません。でも、嫌われているわけではないので心配しないで下さいね。猫はもともとマイペースな動物。単独行動で基本的に周囲を意識することなく生きてきたので、塩対応が普通なのです。
そんな猫も、大好きな飼い主にはデレデレになるタイミングがあります。甘えた声で寄って来たり、頭をスリスリと擦りつけてきたり。そんなギャップも猫の魅力と言えるでしょう。
そしてそんな時には、たくさんスキンシップしてあげて下さい。お互いの絆が深まることでしょう。ただし、しつこくしてしまうとまた塩対応になってしまうので、くれぐれも気をつけて下さいね。
まとめ
猫は気分屋なので、人間の思い通りにはなりません。猫に期待してしまうと、その反応にがっかりしてしまうことも少なくないでしょう。
しかし猫の習性を理解してあげれば、なぜそのような態度になるのかがわかってきます。
猫は飼い主の都合には合わせてくれませんが、人間側で猫に合わせてあげると、より良い信頼関係が築けるようになるでしょう。