1.ひとりでくつろぎたい
猫は、そのときの自分の気持ちに合わせて行動をするため、気分によって飼い主からの呼びかけに応えないことがあります。
そのタイミングとして挙げられるのが、ひとりでくつろぎたいとき。猫はもともと単独行動をする動物で、ひとりでゆっくり過ごすことを好みます。
猫がくつろぎモードになっているときは、あまり反応を示してもらえません。そんなときは猫の気持ちを優先して、無理に呼びかけずゆっくりと過ごさせてあげてください。
2.眠たい
猫が眠いときも、呼びかけに反応してもらえないタイミングのひとつです。これは、人間も一緒なのではないでしょうか。
猫は、1日のうち12時間以上を睡眠時間に充てています。これは、猫が狩りのために体力を温存する習性からくるもの。猫にとっては大切な時間なのです。
そんな眠たいときに飼い主に呼ばれても、そもそも眠いので反応も示しにくいでしょう。むしろ、警戒心の強い猫が、眠いときに声をかけられても反応を示さないのは、飼い主が安心できる存在だとわかっているからとも言えます。
無理に声をかけ続けてしまうと、猫の睡眠の邪魔をしてしまうことにも繋がります。猫がゆっくりと眠れるよう、ぜひそっとしておいてあげましょう。
3.何かに集中している
猫は、生粋のハンター。狩りをしているときは、物凄い集中力を発揮します。そのため、おもちゃで遊んでいるとき、気になる物に集中しているときなども、飼い主からの呼びかけを無視してしまう場合があります。
窓の外で鳥や虫を見かけ、それらに意識が集中しているときなども、飼い主の呼びかけには応えません。それだけ猫の集中力は凄いのです。
猫がハンターモードになっているときも、その様子を見守ってあげるのがベストですね。
実はちゃんと反応していることも
猫は、飼い主の呼びかけを無視しているように見えて、実はちゃんと飼い主の声に反応をしていることもあります。
ただ、猫の返事の仕方は、必ずしも飼い主の呼びかけに対してわかりやすく鳴いて返事をするとは限りません。ときには、耳をピクリと動かしたり、こちらに背中を向けたまましっぽだけ振って返事をします。
本当は少しめんどくさいと思いつつも、大好きな飼い主に呼ばれて体の一部を使って反応してくれているのです。
まとめ
人間同士だと、無視をされると「嫌われているのかな?」と不安になってしまいますよね。ですが、猫の場合は決して嫌われているからではなく、猫にとって返事をしたいタイミングでないことがほとんどです。
呼んだときは反応がなくても、後から自ら飼い主にスリスリと甘えに来る、なんてことも多々あります。猫はとっても気分屋です。そんな性格を理解して、より良好な関係を築いていきましょう。