1.爪とぎ
猫にとって爪とぎは爪のお手入れだけでなく、マーキングや気持ちを落ち着けるなどの意味があります。猫によって爪とぎの種類にこだわりがある場合もあるので、猫が好む物を作って喜んでもらいましょう。
作り方
不要なダンボールを使って2種類の爪とぎを作ることができます。5cmほどの幅、50cmほどの長さに切ったダンボールを重ねて周りをガムテープで固定して完成です。市販のダンボール製の爪とぎにそっくりなものが作れます。また、8cmほどの幅にカットしたダンボールをくるくると巻くと丸い爪とぎも作れます。
木の板やキャットタワーの支柱に麻縄や麻紐を巻くだけでも爪とぎが作れます。たるまないように巻き、ホットボンドで固定するだけです。
注意点
猫によってダンボール、麻、木など爪とぎの種類に好みがあります。猫の好みの素材で爪とぎを作っても、爪があまり引っかからないと使ってくれないこともあるので、素材選びが大切です。
DIYで作った爪とぎを爪とぎだと認識してくれない場合は、マタタビをふりかけてみたり、飼い主さんが猫の前足を持って爪とぎだと教えたりしてみましょう。
2.食事台
食器に高さがあると、関節が痛い猫はかがまないで食べることができます。吐き戻しが多い猫は頭を低くせずに食べることができ、お腹や食道に負担がかからず吐く回数を減らすことができます。
作り方
100円ショップなどで購入できる木製の箱とトレーを接着するだけで完成です。細い木材などを使って高さの調節をします。リメイクシートなどを貼っておしゃれにアレンジすることもできます。
注意点
猫の体の大きさ、立って食べるのか、座って食べるのかを観察して猫が食べやすい高さを見つけてあげましょう。
3.猫トイレ
不自然な姿勢でトイレをしていたり、トイレの後に砂ではなく壁をかいていたりするのは、トイレに不満があるサインです。市販の猫トイレが小さいと感じている猫には衣装ケースをDIYしてサイズを大きくしてあげましょう。
作り方
衣装ケースに猫砂を入れるだけでも猫トイレとして使用することができますが、深い衣装ケースは入り口を作ると使いやすくなります。のこぎりを使って衣装ケースに猫が通れるようカットし、ヤスリで削ります。衣装ケースを2つ重ねてドームタイプにすることもできます。
注意点
入り口を作っても高さがあると老猫や子猫が使いづらい場合があります。踏み台を置くとトイレの出入りが簡単になります。
4.猫ハウス
猫は狭くて暗い、隠れられる場所が好きです。ひとりでリラックスしたり、怖いことがあったときに隠れられる場所があることは、猫のストレス軽減になります。
作り方
ダンボールの箱に猫が出入りできる大きさの穴を開けるだけです。猫ハウスを複数個つなげる、小さな穴をいくつか開ける、トンネルを作るなどすると遊び場にすることもできます。絵を描いたりリメイクシートを貼ったりしてオリジナリティのあるハウスも作れます。
注意点
猫がダンボールをかじって遊ぶことがあります。かじったダンボールやガムテープなどを誤飲する可能性がある猫の場合は撤去したほうがいいでしょう。
まとめ
簡単なDIYで猫が喜ぶグッズを作ることができます。市販品にはないオリジナルのものができるのが魅力です。色々作って試すことで、今まで気づかなかった猫の好みを知ることもできます。
可愛い猫のためのDIYに、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。