猫が飼い主さんを守るためにすること
猫は時々、飼い主さんに対して「母猫モード」を発動します。そして、親猫気分のときは全力で守る行動を取ります。
今回は、猫が飼い主さんを守りたいと思ったときに見られる行動を5つ紹介いたします。あの謎めいた行動の裏にも親心がありました!
1.とにかく観察する
母猫は子猫の行動をよく観察します。何をして遊んでいるのか、危険なものを口に入れていないかなど、視界に入る場所にいるときは常に目を光らせています。
このように、飼い主さんの行動もよく見張ります。何やら視線を感じると思って振り返ったときによく目が合うのは、飼い主さんを目で追っているからなのです。
2.移動すると追ってくる
飼い主さんが移動すると、今度は尾行を開始します。「ちょっと何処へ行くの?」「危ないことしないわよね」と気になって仕方ないのです。
3.獲物を持ってくる
猫がリアルな獲物を持ち帰るというエピソードは定番ですよね。ちょっぴり迷惑で、謎めいたあの行動は何なのでしょうか?
持ち帰った獲物は、子猫(飼い主さん)に食べさせるための食事です。まだまだ未熟で狩りができないと思っているため、お世話をしてくれているのです。
獲物が弱っていながらも生きている場合は「ほら、仕留めてごらん」と言っています。少しずつ狩りのスキルを上げさせたいのです。
気味が悪いのですぐにでも外に出したいところですが、猫の気持ちを踏みにじらないように気をつけなければなりません。愛猫が他のことに興味を示した隙を狙って対処してください。
4.手や顔を舐める
猫が人の体を舐める行動は、子猫として甘えたいときにも見られます。そして、逆に母猫として触れ合っている際も舐めてきます。
子猫は狩りのスキルも未熟ですが、毛繕いも半人前です。立派な猫に成長してもらうため、自分ではケアしにくい部分を綺麗にするために舐めるのです。
5.お尻を向けて眠る
飼い主さんの顔付近で、お尻を向けて眠る猫がいますよね。少々失礼な気がしますが、これも子を守るために頑張る母の姿勢の1つになります。
睡眠中は無防備になるので、天敵や不測の事態に備えて見張りをするのです。「ここは私が守るから、ぐっすり眠るのよ」と言ってくれています。何だか頼もしいですね。
猫は「飼い主さんの子ども」も守る!!
猫が守ろうとするのは飼い主さんだけではありません。飼い主さんが育てる子どもも守ってくれます。赤ちゃんと添い寝をしたり、普段禁じている行動を制止してくれるのは、まさに親心からなのです。
小さなお子様との濃厚接触には注意が必要ですが、危険が及ばない範囲でベビーシッターを任せてあげてください。
まとめ
猫は身勝手な行動が多い動物ですが、母性本能が強い動物です。子猫が独立するまでの間は、必死に守ろうとします。
飼い主さんに対して親心を抱いているときは、子猫を守るときと同様に、危険がないか心配してくれます。中には少々困るものもありますが、気持ちだけはありがたく受け取ってあげてください。
そもそも飼い主さんを子猫のように大切な思うのは、信頼関係が築けている証です。愛猫が母猫モードを発動したときは、頼もしい存在として身を預けてみるのも面白いかもしれません。