1.アイスキャンディー
人間がアイスキャンディーを食べていると、近くに来て「舐めたい♪」と催促をしにくる猫がいます。
使われているアイスの中身を気に入っている場合もあるようです。人間のために作られている食べ物には猫にとって危険なものが含まれていることが多くありますので注意が必要です。チョコレート、ブドウ、レーズンなどはアイスにはよく使われていて、猫に与えてはいけないものです。
食材だけではなく、甘味料や添加剤として入っているキシリトールやプロピレングリコールなども猫に対して毒性を持ち、命の危険に関わることもあります。
2.冷蔵庫から出した肉や魚
調理をしようとして出してきた肉や魚、調理後の食べ物に興味を持つ猫は多いようです。
肉や魚は生でも調理後でも、嗅覚の良い猫にはすぐわかるようです。冷蔵庫には良いにおいのするものが入っていることを、猫は知っているのかもしれません。
猫が好んでいても、人間用に味付けをした調理品を与えるのはやめてくださいね。肉や魚を与える場合も、冷たいままや生のままではなく、茹でたり焼いたりして火を通してから与える方が良いでしょう。
3.氷や保冷剤
氷、雪、保冷剤なども猫が好んで舐める場合があります。
猫の好みはわかりませんが、舐めて溶ける感覚が楽しいのかもしれません。周りにつく水滴をなめるのを好む猫もいます。氷や雪は清潔な部分を、そして大量でなければ問題はあまりないようです。
ただし、保冷剤は猫がかじったり引っかいたりするとビニール袋が破れ中身が出てしまうかもしれません。現在販売されている保冷剤の主成分は水と吸水ポリマーで、少量をなめてしまう程度なら問題ないことが多いですが、中毒症状を引き起こす危険性があるプロピレングリコールが含まれている保冷剤もありますし、過去にはより毒性が強く死亡することも多いエチレングリコールを含む保冷剤が販売されていたこともあります。
温かい方が身体に負担を与えない!
猫の身体に負担を与えないのは温かい食べ物です。
猫が狩りをして捉えた獲物は生存時の体温が38℃前後であるため、新鮮であればあるほど温かいと猫は本能的に理解しているのかもしれません。捕らえたばかりの獲物という、本来温かい物を食べなれている猫は、冷たい物を食べるのを好まないこともあります。また、人間と同様に、冷たい物を多く食べることは体にとって良くありません。
猫が好まない限り、冷たいものを積極的に与える必要はありませんし、猫が好んだとしても少量にとどめましょう。
まとめ
猫が好む『冷たい物』3つ!注意点も要チェック!についてお伝えいたしました。
人間と暮らしている猫は、人間の食べている物にとても興味を示します。時間を共にしている家族ですが、動物種は異なり身体の機能にも違うところがあります。
猫が好む場合には安全な冷たい物を少量、楽しみとして与えるのは構いませんが、猫の健康のためには、冷たい物を積極的に、または多量に食べさせることはやめた方が良いでしょう。