1.飼い主や同居猫を呼ぶ時
猫が同居猫や飼い主さんを鳴き声で呼ぶことがあります。その時の声は「アオーン」に近いとされているようです。
もちろん猫によっても鳴き方は様々ですし、この「アオーン」はどちらかというとマイナスの意味で使うことも多いそうですが、我が家の猫の場合は「ワオー!」という感じで呼びます。
飼い主さんのいない部屋から呼んでいる場合は「みんなどこ行ったの!」「トイレの掃除をして!」といった呼びかけのことが多そうですが、甘えたいけれど自分は動きたくない…という時にも鳴いて呼ぶことがあるようですよ。
筆者宅の母も愛猫に「甘えたいから部屋まで来て!」とよく呼び出されています(笑)。
2.構ってほしい時
構って欲しい時にも猫は鳴くことでアピールをします。特に甘えん坊の猫が発しやすい鳴き声のようですが、高い声で「ニャー」「ミャー」と鳴くことが多いようです。
何度アピールしても構って貰えないと次第に声は強く大きくなり、飼い主さんの行動を邪魔するといった実力行使に出ることもあります。
飼い主さんが仕事や家事の最中で構ってあげられない時は愛猫の呼びかけに返事をしてあげるだけでも気分的に満足してくれる場合があるようなので、忙しいからといって無視だけはしないようにしてあげたいものですね。
3.不満がある時
不満を訴えている時の猫の鳴き声は普段の声より低いことが大きな特徴です。また語尾(鳴き声の終わりのほう)が下がることもあるようです。
愛猫が不満そうな声を発している時はストレスを抱えてしまわないよう、出来る限りその原因を取り除いてあげるようにすることが大切でしょう。
因みに猫の性格にもよりますが「トイレが汚れている」「お腹が空いた」「飼い主さんが構ってくれない」といったことが普段の生活の中では主な不満の原因になることも多いのだそうです。
まとめ
猫の鳴き方と言えば「ニャー」だと認識されている方も多いですが、実は猫は様々なシーンで鳴き方を変えられるんですね。
迎えたばかりの頃は飼い主さんも「どうして鳴いているの!?」と戸惑ってしまうこともありますが、猫にとって鳴き声は大切なコミュニケーションの一環です。
そのためどのような場面でどんな鳴き方をしていたかをしっかりと把握することで、飼い主さんも次第に愛猫が訴えることが理解できるようになるでしょう。
また、普段聞かないような鳴き声を突然発した時には飼い主さんに助けを求めている可能性もありますので、愛猫の様子がいつもと違うと感じた場合は動物病院を受診することも大切です。