1.話しかける

猫は言葉がわからないから話しかけても無駄?いえいえ、そんなことはありません。猫は、自分の名前や短い単語ならしっかり覚えているんですよ。関心のない言葉はすぐに忘れてしまうそうですが、自分と関係のある、特に良いこととセットになっている言葉は覚えやすいのです。
言葉そのものの意味を理解できなくても、大好きな飼い主に話しかけてもらうことは嬉しいはず。話している時の飼い主の優しい雰囲気や声のトーンが好きなのです。
ただし、大きな声でびっくりさせてしまうと逆効果になるので気をつけて下さいね。目を見て話すのもやめましょう。猫の世界では、見つめるというのは敵意があるという意味になってしまうからです。
2.スキンシップ

猫とのスキンシップはとても大切です。猫が甘えてきたら、たくさん撫でてあげて下さいね。この時、猫が嫌がるお腹や足先、しっぽなどは触らないようにしましょう。猫は、顔周りや背中、腰のあたりを撫でられるのが好きです。
スキンシップの習慣があると、猫の体に異常があった場合に、早く気づいてあげることができます。健康チェックも兼ねて、続けましょう。
ただし、猫のペースに合わせてあげることが重要。ずっと撫でているとイライラさせてしまうので、猫が嫌がるそぶりを見せたら、すぐにやめて下さいね。
3.一緒に遊ぶ

おもちゃを使って猫と一緒に遊んであげるのは、コミュニケーションとしてだけでなく、猫の運動不足解消、ストレス発散としても大事なことです。
遊ぶといっても、長時間ではありません。猫には持久力がないため、10~15分程度でいいのです。そのかわり、遊んでいる時は集中して、猫と向き合ってあげましょう。
遊ぶ時は必ずおもちゃを使って下さいね。手でじゃれさせると猫の爪や牙でケガをしてしまうだけでなく、猫の方も人間の手指に噛みついていいのだと勘違いしてしまうからです。
4.おやつをあげる

時にはおやつをあげるのもいいでしょう。普段、総合栄養食を食べていれば、栄養バランスに偏りはなく、おやつを食べさせる必要はないのですが、おやつをもらえば、猫はやっぱり嬉しいですよね。
猫が大好きなおやつを与えることで、猫との愛を深めることができます。ただし、与え過ぎは肥満につながるため、量とタイミングに気をつけましょう。留守番の後や爪切りなどのケアのご褒美として少量を与えるのがおすすめです。
まとめ

猫との愛を深めるためには、猫の気持ちに寄り添った行動が大切です。それは「猫が喜ぶことをしてあげること」ですが、反対に「猫が嫌がることをしない」、ということでもあります。
撫でたり遊ぶことは猫にとって嬉しいことですが、そうして欲しくない時もあるので、タイミングを誤らないようにしたいものです。猫が甘えて寄ってきた時が、愛を深めるチャンスです。
それに何より、日々のお世話をきちんとすること。ごはんを与え、トイレを掃除し、猫が暮らしやすい環境を整えたり、健康に気を配ったり…。猫は何も感じていないように見えて、誰がお世話をしてくれるのか、ちゃんとわかっています。実はそれが、愛を深めるために最も重要なことなのかもしれません。