1.猫の食事は猫まんま
![猫まんま](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/7/d1869582c60cacc9898b4d145ae144bf.jpg)
今でこそ、猫の食事は市販のキャットフードが主流になっていますが、昔はキャットフードというものがありませんでした。
その頃の猫が何を食べていたのかというと、人間の食事の残りです。ごはんに鰹節や煮干し、味噌汁をかけたもの。いわゆる「猫まんま」です。他に、かまぼこや干物などを与える家が多かったようです。
それは猫にとって理想的な食事とはいえませんが、外で狩りをして足りない栄養素を補っていたのかもしれませんね。
2.動物病院へ行かない
![縁側に座っている猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/5/91bd774dc201a845fca72c14e6ac3814.jpg)
昔は去勢・避妊手術という考え方がありませんでした。そもそも動物病院というものがなかったからです。そのため、猫がケガや病気をしても治療することができませんでした。当然、病気を予防するためのワクチンはありません。
過酷な環境下で生きる野良猫の寿命は、室内で飼われている猫と比べてずっと短く3~5年程度と言われています。動物医療が発展していなかった昔の飼い猫は、野良猫と同じくらいの寿命だったそうです。
3.放し飼い
![瓦屋根の上の猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/0/2fc8e7e4eedbab2784c815316c0c8c6e.jpg)
現在は、室内で猫を飼うことが多くなりました。外へ全く出さないのはかわいそうな気もしますが、交通事故や病気の感染などのリスクを考えたら、室内の方が安全なのです。
昔の猫は、家の中と外を自由に行き来できるので、猫専用のトイレというものはありませんでした。排泄は外へ行った時にしていたのです。
また、去勢・避妊手術をせずに外へは自由に行けるのですから、メス猫が子猫を産むことも多かったようです。そのため、捨てられてしまう子猫も後を絶たず、野良猫もたくさんいました。
4.猫を飼うのは生活のため
![テーブルの上のネズミを見る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/9/421ac4960ab2d321c2a816efacde1968.jpg)
猫を飼っている人は、愛猫のことを大切な家族だと思っていることでしょう。しかし、昔は家族というよりは、生活のために飼育していました。猫はネズミを捕るという役目を担っていたのです。
しかし、猫は古くから文学や絵画に登場することからもわかるように、人間にとって身近な存在でした。昔から、猫に魅了される人は多かったのかもしれませんね。
まとめ
![秤と猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/8/97d76de183515dc485935d7148ff2e87.jpg)
人間の暮らしが変わるのと同時に、猫の飼い方も変わりました。動物病院ができ、栄養バランスの優れたキャットフードもあります。猫のことを考えて作られた猫グッズもたくさんありますね。
飼育環境の向上によって、昔と比べると猫の寿命もずっと長くなりました。飼い猫の平均寿命は、15歳前後と言われています。中には20年生きる猫もいます。
今や猫は人間の大事なパートナーです。家族として、最後まで大切に共に過ごしてほしいと思います。