たとえ悪気がなくても…猫が傷つくこと
誰にでも「これを言われたら傷つく」「こんなことをされたらショックを受ける」というポイントがありますよね。
猫にもそういうものがあります。ここでは、たとえ悪気がなかったとしても猫が傷ついてしまうことを5つ紹介いたします。タブーを犯すと信頼関係にヒビが入るかもしれません。
1.「お土産」をその場で捨てる
猫は、自分で仕留めた獲物を持ち帰ってプレゼントしてくれることがあります。大抵の場合は虫や小動物などです。
飼い主さん的には複雑な心境かもしれませんが、贈り物をその場で捨てるのは良くありません。目の前で処分されると傷ついてしまいます。
ひとまず狩りに成功したことをほめ、お礼を言ってあげましょう。愛猫の興味が他に移ったタイミングでこっそり処分するようにしてください。
2.ネガティブな言葉をかける
猫はとても賢い動物です。日常的に飼い主さんが使う言葉は、音やニュアンス、飼い主さんの雰囲気から理解することができます。
ということはネガティブな言葉ばかりをかけ続けると、その言葉に傷ついてしまいます。体型や容姿に関すること、見下すような言葉などは絶対にNGです。猫に「冗談だよ」は通じません。
3.ある日突然、仲間が増える
猫は本来、単独で生活する動物です。性格にもよりますが、基本的には動物家族が増えなくても寂しいとは思いません。
むしろ、ある日突然仲間が増えることに強いストレスを感じます。多頭飼育も不可能ではありませんが、いきなり対面させるのはやめてください。
1週間程度は別室で過ごし、少しずつ顔合わせを行っていくことが理想的です。更に相性の問題もあるので、トライアル制度を活用できるところから迎えるようにしてください。
4.ルーティーンを崩す
猫の1日は、体内時計によってルーティーン化されています。お昼寝の時間、室内パトロールの時間、ご飯の時間など、マイルールに則って生活することが基本なのです。
それが在宅勤務やシフト変更などで崩れてしまうと、心が追いつかずに疲れてしまいます。飼い主さん側に変化があったとしても、なるべくこれまで通りのタイムスケジュールで接してあげましょう。
特にスキンシップの時間帯は、変化の影響を受けにくいところに組んでおくと良いでしょう。
5.お気に入りのものを処分する
お気に入りの毛布やおもちゃなど、愛猫にとって愛着があるものを処分するタイミングは重要です。なぜなら、猫にとっての愛着とは縄張りと同じだからです。
もう古くなったからという理由でいきなり処分すると、縄張りを荒らされたと思ってしまいます。誤飲の恐れがなければ、できる限り残しておきましょう。
やむを得ない事情で処分する場合は、お土産のときと同様に気づかれないようにしましょう。
まとめ
誰にでも嫌なことがあるように、猫も苦手なことや嫌なことがあります。その猫なりにこだわっていることもあるでしょう。
猫にも「傷つく」という感情があります。たとえ悪気がなかったとしても、ショッキングなことが続けば嫌われてしまいます。
ストレスから体調を崩してしまうこともあるため、愛猫が苦手とするポイントを把握し、気をつけるようにしてください。