猫はホテルに預けられるとどんな気持ちになる?4つの心理

猫はホテルに預けられるとどんな気持ちになる?4つの心理

帰省や出張などで、どうしても猫をホテルに預けなければならないこともあります。しかし、知らない場所に大切な猫を置いていくのは心配ですよね。猫はホテルに預けられることをどのように思っているのでしょうか?ホテルに預けられた時の猫の気持ちをご紹介します。

1.知らない環境に戸惑う

スーツケースの隣のキャリーから出てくる猫

猫は環境の変化が苦手です。そもそも野生の猫は、単独行動で縄張りの中で生きてきました。行動範囲は狭く、好んで新しい環境に出ていくことはありません。縄張り意識が高く、自分が生きている環境を大事にしているので、自分のテリトリーから出ることを嫌うのです。

そのために、突然知らないホテルに連れてこられたら戸惑ってしまいます。トイレや食事の場所がいつもと違うのも落ち着かないのです。ごはんを食べなかったり、排泄をしないなんてこともあります。

2.知らない猫が気になる

ケージの内側の猫

ホテルには、他の猫も預けられています。お互いにケージに入っていても、他の猫の存在が気になってしまいます。中には威嚇したり、騒いだりする猫もいるでしょう。臆病な猫にとっては大きなストレスになることも。

猫専門ホテル以外のペットホテルでは、猫だけでなく、犬や他のペットも預かっています。ホテルを選ぶ際には、犬と猫のスペースが分けられているか確認しましょう。スペースが分けられていても犬の吠える声に怯えてしまう猫もいるので、防音対策がきちんとなされているかもチェックするといいでしょう。

3.寂しくなる

ケージの中からこちらを見る猫

急に飼い主と離されるのは、猫にとってやはり寂しいものです。それでも、昼間は人の出入りがあって気がまぎれるかも知れませんが、夜間はそうはいきません。ペットホテルは、夜間はスタッフがおらず、無人になってしまうところがほとんどなのです。

知らない静かな場所で、猫は寂しくなってしまうことでしょう。24時間体制でお世話をしてくれるホテルはまだまだ限られていますが、もし心配な場合はそのようなところを探してみて下さい。

4.不安になる

ケージの中の猫に触れる人の手

飼い主に突然置いていかれてしまった時に、猫は(飼い主がもう戻ってこないのではないか?!)と不安になることがあります。特に、過去に捨てられた経験のある猫は、そのことを思い出して不安になってしまうのです。

ホテルに預ける少し前から徐々に留守番に慣れさせて、飼い主は出かけても必ず帰ってくるのだ、と猫に覚えてもらいましょう。ホテルに預ける際も、迎えに来ることを伝えてあげて下さいね。

まとめ

ケージの中からこちらを振り返る猫

環境が変わることは、猫にとって大きなストレスです。1泊程度なら、十分に準備を整えたうえで、住み慣れた我が家で留守番させることも検討してみてほしいと思います。また、警戒心が強かったり、臆病な猫の場合は、ペットシッターを頼むという方法もあります。

ホテル利用を選択する場合には、ホテルに確認のうえ、ぜひ猫のお気に入りのものを持ち込んであげて下さい。猫はおもちゃやブランケットなど、自分のにおいがするものがあると安心するからです。

また、飼い主のにおいがするタオルなども一緒に持っていってあげるといいでしょう。寂しくなった時に、大好きな飼い主のにおいがするだけでも、気持ちが落ち着くはずです。さらに使用済みのトイレの砂もホテルのトイレの砂に混ぜてあげると、排泄を嫌がったり、粗相をしてしまうことも少なくなります。

帰宅後は、猫の体調に変化がないかに気を配り、いつも以上に猫を甘えさせてあげて下さいね。

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