1.心構えが必要です
猫という動物に敬意を表して、触れ合いをさせてもらいましょう。
猫は牙や爪など、獲物を仕留めることができる武器を持っています。助走をしなくても、150cmほど軽くジャンプをして飛び乗ることができます。持久力はありませんが、瞬発力はオリンピック選手もかなわないほどです。可愛い姿とは異なり、大変に能力が高いのです。
猫は捕食動物で弱肉強食に関して人間と同じ部類です。人間は道具を使いますが、備えている身体の武器はありません。しかし、猫は自分の身体を熟知しているため、通常は能ある鷹は爪を隠すという状態で人間と接しています。小さなライオンや虎を相手にすると考えておきましょう。
2.前後に手を洗いましょう
猫と触れ合う前に手を洗い、終了後も同じく手を洗います。
人間はあちらこちらへ行きますので、細菌を身体に付けていることが多いのです。猫は人間の手を舐めたり、手で撫でた被毛をグルーミングします。結局、様々な菌を体内に取り入れてしまいますから、必ず手を洗って猫と触れ合いましょう。
猫はオシッコやウンチをした後に、尿道や肛門を舐めます。そのため、猫の口の中には多く雑菌がいます。猫と触れ合った後も手を洗う必要があります。
3.猫の嫌がることはしない
無理やり抱っこをする、撫でる、触れるなど猫の嫌がることはやめましょう。
猫は興味を持つと自ら近づいてきます。こちらから距離を縮めることはやめ猫の意志に任せましょう。近寄ってきたならば、猫と初対面の挨拶を行うことから始めます。
人差し指を猫の鼻の先に持っていき匂いを嗅いでもらいます。嗅いで納得をすると、猫との挨拶が完了し、次の行動へ移ることができます。
4.香りを身につけない!
香水、タバコの煙、洗濯物の柔軟剤、アロマなど香りを身につけて接触することは危険です。
内臓で解毒できる成分は猫と人間とでは大変に異なります。特に、解毒は体重によって数値が違います。身体の小さい猫が10倍以上違う人間の分量を体内に取り入れてしまうと、身体に良いことはありません。
その上、猫は犬ほどではありませんが嗅覚が大変に優れています。鈍い人間の感覚と鋭い猫の感覚を比較するだけで、猫に負担を強いていることが分かりますよね!
まとめ
猫と触れ合う時に『絶対守るべきマナー』4つについてお伝えいたしました。
可愛いけれども野生の猫をご理解いただけたでしょうか?
猫は人間と時間を共有することに違和感を持っていないようです。それは、猫が自分の身体を熟知し無理をしないからだと思います。人間も自然に逆らわないことが大切です。そうすれば、猫は温かく人間を受け入れ、触れ合いを許可してくれるでしょう。