1.避ける
猫が放っておいてほしいときは、飼い主さんが触ろうとすると「避ける」傾向があります。たとえば、鼻先や足先などに触れようと手を伸ばした瞬間、さっと避けられ空振りしてしまうことも。体のどこに触ろうとしても、すばやくかわされてしまうかもしれません。
猫は飼い主さんとの触れ合いを望むときもあれば、逆に1匹の時間を過ごしたい、と思うときもあります。その自由な時間を邪魔されたくない!という気持ちから「避ける」という行動に出るのではないか、と思われます。愛猫に触れようとして避けられてしまった場合は、しつこく構わず、そっとしておくのが一番のようです。
2.反応しない
愛猫の名前を呼んでも何の反応もないときは、放っておいてほしいときです。わざわざ応えるのが、面倒だと感じているのかもしれません。飼い主さんは少し寂しいと思いますが、ここは猫ファーストでいくのがよいでしょう。
ただ、実はわかりにくいだけで反応してくれていることもあります。自分の名前を呼ばれたとき、振り向きはしないものの耳だけを飼い主さんの方に向けたり、しっぽを少し動かしたり。このような行動をとるときは、「振り向くのは面倒だけど、ちゃんと聞こえてます」と知らせてくれているようです。
3.隠れる
放ってほしい猫は、「隠れる」という行動をとることがあります。人目につきにくい隅や家具の影、何かの下など、「そんなところにいたの!?」と飼い主さんが驚くような場所に、隠れることも。そんなときは、そっとしておくのが一番です。
ずっと隠れて出てこないときや、隠れることが急に多くなったときは、体調不良の可能性もあります。その場合は放っておくのではなく、適切な対処を行いましょう。かかりつけの獣医師の診察を受け、隠れる原因を見つけてあげるとよいです。
4.しっぽを激しく振る
猫は機嫌が悪いと、「しっぽを激しく振り」ます。もし飼い主さんが構ったときにバタバタと振っていたら、「放っておいて!」と訴えている可能性があります。適度な距離をとり、そっとしておいてあげたほうがよいかもしれません。
猫のご機嫌ナナメのサインは、他にもあります。耳をペタンと横にする「イカ耳」や、噛む、ひっかく、など。そのようなサインが見られたら、放っておいてほしいのだと判断しましょう。
5.あくび
飼い主さんに構われて、あくびをすることがあります。これも「放っておいて」のサインだといわれています。
感じたストレスを、あくびをして解消していると考えられるのです。
筆者はリラックス中の愛猫を触ろうとして、よくあくびされてしまいます。ただ、実際気持ちがよくて行っている場合もあるようです。判断が難しいところですが、飼い主さんの勘で乗り切るとよいでしょう。
まとめ
猫は飼い主さんとの時間も大切にしますが、1匹の時間も大切にします。そのときを邪魔してしまっては、ストレスになってしまうかもしれません。
愛猫がリラックスタイムを満喫できるよう、気をつけてあげるとよいでしょう。