カリカリが苦手な原因は?
離乳食の切り替えの失敗
猫は子猫のときに食べたものにこだわり続ける面も持っています。それは幼い頃食べていいものを学んだ結果で、自然界では母猫が子猫に教えます。
つまり、子猫のときにドライフードに縁がないと、それを食べものだと認識できなくなる可能性があるのです。
アゴなどに問題がある
事故でアゴを強打してかみ合わせが悪くなったり、生まれつきアゴに問題を抱えていたりする猫がいます。そういう猫は見た目は普通でも硬いものを噛むのが苦手なので、カリカリを敬遠しているのかもしれません。
口腔トラブル
猫は虫歯ができにくい反面、歯周病や口内炎はできやすいといわれます。カリカリ好きな猫が急にドライフードを食べなくなったら、もしかすると口に問題が起きているのかもしれません。
ドライフードにはメリットいっぱい
ドライフードはコストパフォーマンスがいいだけではありません。少量で高い栄養価があるので、小柄な猫や小食な猫には文字通りのパワーフードです。
さらに硬いため、ウエットフードより歯に食べかすが残りにくく、わずかながら歯磨き効果も見込めます。
また重くてかさばるウエットフードより保存に場所を取らず、開封後傷みにくいので置き餌としても優れています。
ただし開けたら1ヵ月を目安に使い切り、置き餌も長くて1日で新しいものと取り替えましょう。
カリカリを食べさせるためのアイデアとは
1.粉にして混ぜる・振りかける
食の細い猫やカリカリを食べるのが物理的に難しい猫には、粉にしていつものフードに混ぜてみましょう。
同じグラム数なら、ドライフードにはウエットの約4倍の栄養が詰まっていますので、簡単に栄養強化が望めます。
2.ウエットフードに混ぜ込む・乗せる
最初はウエットフードに混ぜ込んで少しふやかし、食べたときの違和感を和らげます。
慣れたらそのままトッピング。避けずに食べるようになったら、単独で食べさせてみましょう。
まとめ
猫の食の好みは広ければ広いほど、病気や高齢になったときに有利に働きます。
ドライフードは優秀なパワーフードですから、できれば美味しく食べてほしいもの。
猫の身体に問題があるのなら、まずそれをクリアして、少しずつでも食べてもらえるように時間をかけて慣れていってもらいましょう。