キャットフードを選ぶ3つのポイント
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- 原材料の一番目に動物性たんぱく質が記載されている
- 添加物が天然由来である
- 肉の部位が具体的に記載されている
①原材料の一番目に動物性たんぱく質が記載されている
まず、パッケージの原材料の表示を見てください。多いものから順番に記載することになっていますので、一番最初に動物性たんぱく質が記載されているかを確認しましょう。
安価なレギュラーフードは一番最初に「穀類」と記載されていることが多いです。ねこちゃんは植物性タンパク質の消化が苦手ということを思い出しましょう。
②添加物が天然由来である
危険性が確認されている人工添加物が使用されていることもあります。
- BHAはガソリンの酸化防止剤。発がん性が確認されている
- BHTは石油の酸化防止剤。催奇性が確認されている
- エトキシキンは食用ではない。農薬の酸化防止剤
- 人工着色料は赤色40号などで動物実験で危険性が確認されている
- 人工香料は素材の品質が良ければ本来不要なもの
人間には使用が禁止されている添加物も、キャットフードに使用されていることがあります。特にBHAやBHTが添加されていないか、原材料の表示を確認しましょう。
また、人工着色料は飼い主さんの購買意欲を高めるために使用されます。そして素材の品質が高ければ、食いつきをよくするための人工香料は不要です。
酸化防止剤など、使用されていても天然由来であるかを確認しましょう。
③肉の部位が具体的に記載されている
そして、その動物性たんぱく質も「肉類」という曖昧な記載は避けましょう。
「〇〇ミール」「〇〇エキス」といった記載は、人間が食べる部分を除いた「肉副産物」から油脂を取り除いたカスの部分を指します。
このミートミールの製造過程で4Dミールが混入しているかどうか、粉砕されているので確認しようがありませんが、具体的な記載がされているかを確認することで、その危険性を避けることができます。
「新鮮な鶏の胸肉」のように、「どの動物の」「どのような状態の」「どの部位の肉」であるか、具体的に記載されているものを選びましょう。少なくとも、記載されている肉が使用されていることがわかります。
4Dミールとは?
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- Dead=死んでいる動物の肉
- Dying=死にかけた動物の肉
- Diseased=病気を持った動物の肉
- Disabled=障害のある動物の肉
4Dミートと呼ばれるものがあります。4Dミートは、アメリカの肉の基準で最低ランクとされています。これら4Dミールは安価なキャットフードの製造過程で混入している可能性があります。
この危険性を避けるためには、キャットフードに「どの動物」の「どの部位」を使用しているかを確認することが大切です。
また、新鮮でない原料を使用している場合、それらが腐敗しないように、そして美味しく見えるような人工添加物がたくさん使用されます。
原料が新鮮であれば、そのような人工添加物がなくても、ねこちゃんはおいしくキャットフードを食べる事が出来ます。
キャットフードを選ぶ時の注意点
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動物性たんぱく質がたっぷり入っているもの
ねこちゃんは完全肉食動物です。野生では、猫はねずみなどの小動物を獲って丸ごと食べていました。その生態を考えると、動物性たんぱく質がたっぷり入っているキャットフードがねこちゃんに適しています。
AAFCO(全米飼料検査官協会)基準で、キャットフードのタンパク質は成猫で26%以上であることが示されています。
猫は腸が短い動物
また、猫は胃腸の短い動物です。草食動物の腸は体長の10倍ありますが、猫の腸は体長の4倍しかありません。
そのことを考えると、消化が大変な植物性タンパク質より動物性タンパク質の方がねこちゃんには適しています。
キャットフードの種類
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- ドライフード
- ソフトドライフード
- ソフトモイストフード
- ウェットフード
おたくのねこちゃんはどんなキャットフードを食べていますか?大切なねこちゃんには健康でいてもらいたいですね。
そのねこちゃんの健康を支えるキャットフード。より安心で安全なものを選んであげたいですね。量販店などに行くとたくさんのキャットフードが並んでいます。
どれを選んだら良いのかな?と迷ってしまいます。でも大丈夫。3つのポイントを押さえて、より愛猫に適した、安全なキャットフードを選ぶことができますよ!
ねこちゃんに適したキャットフードとは、どのようなものでしょうか?ねこちゃんの身体のしくみを考えながら、わかりやすく解説します!
キャットフードの主な種類
キャットフードには水分含有量によって大きく分けて4つの種類があります。
- ドライフード 水分が10%ほど いわゆるカリカリ
- ソフトドライフード 水分が15%~30% 発砲させたもの
- ソフトモイストフード 水分が15%~30% 発砲していないもの
- ウェットフード 水分70%以上 缶詰、レトルトパウチなど
保存性に関してはドライフードが適していますが、嗜好性は水分含有量の高いものがねこちゃんに好まれます。ねこちゃんの食欲がないときはウェットフードを使うなど、工夫してあげてくださいね。
目的別のキャットフードの種類
また、キャットフードは目的によっても4つに分かれます。
- 総合栄養食
- 間食
- 療法食
- その他の目的食
総合栄養食はいわゆる「主食」、間食は「おかず」です。
基本は総合栄養食と水でねこちゃんの健康を支え、時々ごほうびをあげることで、ねこちゃんに食べる楽しみをあげることができますね。
まとめ
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いかがでしたか?
キャットフードを選ぶ時は、パッケージのデザインより、まず最初に原材料の表示を見ることが大切ですね。
- 一番最初に動物性たんぱく質が記載してあるか?
- 原料となる動物の部位が具体的に示されているか?
- そして危険な人工添加物が入っていないか?
以上を確認することで、より安全なキャットフードを選ぶことができますよ。
また、穀物アレルギーのあるねこちゃんにはグレインフリーのキャットフード、ちょっとおでぶちゃんの場合はカロリー制限されたキャットフードと、あなたのねこちゃんに合ったキャットフードを選んであげてくださいね。
そして大切なことは、継続してねこちゃんにそのキャットフードをあげられること。飼い主さんが無理をせず、できる範囲の価格帯の中から、より安全なキャットフードを選んでいきましょう!
40代 男性 しげる
添加物も不使用だったり、安全な肉を使っていたりして安心なのです。友人に教えてもらって通いだして2年になります。とても、気に入っています。種類も豊富で、選ぶのが楽しくなりますよ。猫ちゃんも、よく食べてくれます。肉や魚がたくさん入っていたりするとうちの猫ちゃんはゴロゴロ言いながらご機嫌で食べてくれます。