『愛情不足の猫』に表れる変化4つ!飼い主が改めるべきこととは?

『愛情不足の猫』に表れる変化4つ!飼い主が改めるべきこととは?

猫が感じる愛情不足は、誤解から生じているものが殆どです。今回は愛情不足の裏にある背景や、猫の身に生じる変化、解消方法について紹介いたします。

愛が足りないの?猫が愛情不足を感じるワケ

脚立に座る猫

猫と暮らす者にとって愛猫は、いうまでもなく愛おしい存在です。こちらはその気持ちをちゃんと伝えているはずなのに、なぜ猫は愛情不足を感じてしまうのでしょうか?

例えば、以下のような状況になると、愛猫との関係に誤解が生じてしまうようです。

飼い主さんが忙しくなった

職場や学校での立場が変化すると忙しくなります。構ってあげる時間が少なくなったり、心ここに在らずの状態で接することで寂しさを感じてしまいます。

留守番時間が急に増えると分離不安症を引き起こす可能性もあり得ます。予め目処が立ったら、少しずつ留守番に慣れさせておくと良いでしょう。

家族のメンバーが実家を離れることになった

これまで一緒だった家族の誰かが実家を離れることになると、愛猫も喪失感に襲われます。

猫の場合、独立する事情までは理解できないことも多いため、(また誰かがいなくなるかもしれない)という不安に駆られることもあります。

家族が増えた

同居動物が増えたり、赤ちゃんの誕生で家族が増えた場合も、愛猫にとっては試練になります。

元々環境の変化が苦手な動物なので、新たな環境に慣れるまでが大変ですし、飼い主さんを取られたようで嫉妬することもあります。「私はもう愛されていないの?」という漠然とした不安も抱きやすくなります。

猫が愛情不足を感じるとどうなる?

毛布を噛む猫

猫が愛情不足を感じると、次のような変化が生じます。

1.食欲不振や消化器症状があらわれる

環境の変化に気持ちが追いつかなくなると、食欲不振や消化器症状(下痢や嘔吐)などの不調に見舞われることがあります。

環境に適応することで徐々に体調を崩さなくなるものですが、中には重篤な病気が潜んでいる可能性があります。異変があれば診察を受けるようにしてください。

2.ウールサッキングをする

「ウールサッキング」とは、毛布やクッションなどをふみふみする過程で食べてしまう現象です。ふみふみ自体が母乳を飲む際に見られる行動なので、その名残りから柔らかい素材のものを吸ったり噛んだりします。

特に甘えっ子な性格の猫に多い行動なので、気をつけてください。寂しさを感じると気持ちを癒すために、どんどんエスカレートしてしまいます。

3.頻繁に毛繕いをする

毛繕いには気持ちを落ち着かせる効果があります。何かソワソワする状況に陥ると、いつにも増して毛繕いをしてしまいます。

お腹や内股付近を集中的に舐めていたら要注意です。グルーミングのやりすぎによって、脱毛や皮膚炎を起こす可能性があります。

4.望まないイタズラをする

飼い主さんの気を引くために、わざと望まないイタズラをすることもあります。

この場合、適切に注意する(ダメという)ことも大切ですが、根本的な原因を改善しなければ解決には至りません。

愛情不足を解消するには?

抱きしめられる猫

愛猫が感じている不安や寂しさは、どう解消していけば良いのでしょうか?その方法をいくつか紹介いたします。

猫語で「大好きだよ」と伝える

愛猫と目が合ったら、ゆっくり瞬きをしてあげましょう。これは「大好き」という意味の猫語です。

アイコンタクトであれば、実際に構ってあげられなくても気持ちを伝えることができます。

話しかけてあげる

どんなに些細な言葉でも構いません。愛猫に話しかけてあげてください。気持ちが自分に向いていると感じられ、安心して過ごせるようになります。

ほんの数分だけ構ってあげる

1日の中のほんの数分で構いません。愛猫と遊んであげましょう。特に、子猫や若い猫は遊びによってストレスを解消します。

楽しい時間を共有することが喜びに繋がるのです。

まとめ

グルーミングをする猫

猫は私達が思う以上に人間を意識し、飼い主さんという存在を心の拠り所にしています。

一見関係なさそうな飼い主さん側の環境の変化も、愛猫の心境に変化をもたらしてしまうのです。

たとえ生活が変わっても、愛猫への気持ちは変わらないということを根気強く伝えてあげてください。

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