1.長い鳴き声
声を出して、飼い主のことを呼びます。飼い主を探している時の鳴き方は、いつもより低めの声で長めに鳴くことが多いです。これを何度も繰り返します。「どこにいるの?」と呼んでいるのかも知れませんね。
「ごはんが食べたい」「遊んでほしい」など、何かしてほしいことがある場合は、飼い主を見つけても、要求が叶えられるまで鳴きながらついて回ることもあります。
2.出待ち
飼い主がその場にいないことがわかっている場合は、出待ちをすることがあります。トイレやお風呂に入っている場合、ドアの外で座っていたり、外出している時は玄関で待っているなんてことも。
寂しくて待っていてくれたのかと思いきや、ごはんや遊びの催促のこともあります。とはいえ、信頼している大好きな飼い主だからこそ待っているのは間違いありません。
3.歩き回る
飼い主を探している時の猫は落ち着きがなくなり、ウロウロと家の中を歩き回ります。普段あまり入らない部屋に入ったり、狭い場所に潜り込んでしまうこともあります。
あちこちのにおいを嗅いでいる仕草も見られることでしょう。においを頼りに飼い主の居場所を突きとめようとしているのかも知れません。
行き過ぎる時は病気のことも?!
猫が自分のことを探してくれるなんて、飼い主としては嬉しいですね。でも、いつでも飼い主のそばにいないと気が済まず、ちょっとでも姿が見えなくなると必死で探し回るなら、「分離不安症」かもしれません。
分離不安症になると、トイレ以外の場所で粗相をしたり、過剰なグルーミングをするなどの問題行動が現れることがあります。様子がおかしいと感じたら、すみやかに動物病院を受診しましょう。
まとめ
飼い主を探す猫の心理は「飼い主を見つけてお願いを聞いてもらいたいから」ということが多いようです。時間構わず探しに来たり、おやつばかりねだるなど、すべてを叶えてしまうとわがままにさせてしまうこともありますが、本当に必要な要求なら応えてあげて下さいね。
ひとりでいることが寂しくなって、飼い主を探すこともあります。特に1匹で飼われている甘えん坊の猫は、飼い主への愛着が強く、寂しくなってしまうことがあります。
ただ、飼い主とべったりな関係で、常に一緒にいたがる場合は、分離不安症になる可能性があります。決まった時間に遊ぶようにしたり、少しずつ留守番に慣れさせたり、猫には自立させることも必要です。