1.注目してほしい
猫が飼い主さんを見つめながら鳴いてくるのには、「注目してほしい」という意味があります。もしかすると飼い主さんが猫以外の何かに夢中になり、不安を感じているのかもしれません。
猫は自分が注目されていないと、心細く感じるようです。そのため、じっと見つめながら鳴いて、存在をアピールしてくると考えられます。
パソコンのキーボードの上や雑誌の上、テレビ前などに陣取って邪魔してくるのも、この心理からだといわれているのです。でも飼い主さんが相手にしてくれれば安心して、その場から去っていくでしょう。
2.遊んでほしい
「遊んで〜!」という気持ちがあるとき、見つめながら鳴くようです。完全室内飼いをしている場合、活発な猫は刺激が足らないため遊びたがることがあります。
遊びはストレスや運動不足の解消、飼い主さんとの絆作りに有効に働くといわれているため、時間の許す限り一緒に遊んであげるとよいでしょう。愛猫お気に入りのおもちゃを使い、楽しく遊ぶと喜んでくれるかもしれません。
3.ご飯をください
猫の日々の中で楽しみといえば、「ご飯」です。お腹が空いているとき、飼い主さんをじっと見つめて鳴いて催促してくることもあります。猫は少量ずつちょこちょこ食べる場合があるため、そのようにご飯を与えているのなら、願いを叶えてあげるとよいかもしれません。
もし1日のご飯の回数が決まっているのにそれ以上ほしがるときは、全ての催促に応じていると肥満にしてしまう可能性があります。規定量以上は与えないようにしましょう。
4.甘えたい
飼い主さんに甘えたいとき、見つめながら鳴いて近寄ってくることもあります。膝に乗ってきたり、スリスリして甘えてきたりする場合も。
そんなときは猫が満足するまで、甘えさせてあげるとよいかもしれません。猫の気持ちが満たされ、益々飼い主さんに信頼を寄せてくれることになるでしょう。
猫を撫でると人も、幸せホルモンなるものの分泌が促され、満たされるといわれているのです。猫が甘えたいときは、甘えてもらうようにするとよいかもしれません。
5.その他何かの要求
猫にはさまざまな要求があります。これまでに紹介したこと以外にも、「ドアを開けてほしい」「寂しい」「構って」などがありそうです。飼い主さんを見つめて鳴くことで、おねだりしていると考えられます。
まとめ
今日のねこちゃんより:凛♀ / 5歳 / マンチカン / 4.5kg
猫がただ鳴くより、ただ見つめるより、両方が合わさっている方がより強い要求だと考えられます。
飼い主さんには飼い主さんの都合もあるので、全てを叶えてあげられなくても、「何かしてほしいことがあるんだ」と知っておくと、あとでフォローができるでしょう。