1.甘えたい
猫にとって飼い主さんは母猫のように信頼できる存在です。飼い主さんになら子猫気分で甘えられるので、膝の上に乗ってくっつきたいのでしょう。膝の上で猫がゴロゴロと喉を鳴らす、飼い主さんの体に顔をこすりつける、飼い主さんの手を甘噛みするのは甘えたいアピールです。
多頭飼育だと飼い主さんの膝の上の取り合いで喧嘩になってしまう猫たちもいます。膝の上でうれしそうに甘える猫を見ると、動きたくても動けなくなってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。
2.寂しい、不安
もともと猫は単独で行動する生き物ですが、身の回りのお世話をしてくれる飼い主さんと長時間離れることで寂しさを感じたり、不安になったりします。
飼い主さんが帰宅すると膝の上に乗りたがる猫は、寂しさや不安があったことを飼い主さんにアピールしていたり、信頼できる飼い主さんのにおいで安心しようとしたりしているのです。飼い主さんが出かける直前になると膝の上に乗りたがる猫は、飼い主さんに出かけてほしくないとアピールしているのでしょう。
また、猫が体調が悪く不安になっているときに膝の上に乗ってくるケースもあります。いつも膝の上に乗ってくる猫が乗ってこないときも、体調不良の可能性があります。
3.注目してほしい
飼い主さんがテレビや本などに集中している様子は、猫から見ると何もしないでぼーっとしているように見えたり、自分のことを忘れてしまっているように見えたりするようです。
テレビの前に立ったり、イタズラをして注目してもらおうとする猫もいますが、飼い主さんの膝の上に乗り「何もしていないなら遊ぼう」と誘ったり、自分の存在をアピールしていたりする猫もいます。
4.あたたかい
飼い主さんの膝の上はあたたかいので猫が好きな場所です。猫が膝の上に乗ってくれると飼い主さんもあたたかいですよね。
しかし、飼い主さんの膝の上に乗りたがるのは冬だけ、雨降りで肌寒い日だけなど期間限定の猫もいます。人懐っこい性格の猫はお客さんの膝の上に乗って暖を取ることもあります。
まとめ
猫が飼い主さんの膝の上に乗りたがるのは、甘えようとしたり、不安を感じていたりする気持ちがあるからです。また、飼い主さんが自分のことを忘れているように見えると構ってもらおうという意味や、暖を取るために膝の上に乗ることもあります。
猫が膝の上に乗ったらその態度を観察して、そのとき猫が飼い主さんに伝えたい気持ちを確認してみましょう。