1.突然走る
特別何もないのに、突然走り出すのが「真空行動」の一種です。かなりの勢いでドタバタと走り出すため、初めて目撃した飼い主さんは、何事かと驚いてしまうかもしれません。
真空行動はエネルギーが溜まったときに起こりがちです。思いっきりエネルギーを発散させたいと思うのかもしれません。狂ったかのように走り出すため、うっかりぶつかってお互いケガをしないように気をつけた方がよいでしょう。
2.空間に飛びつく
猫の「真空行動」には、空間に飛びつくということもあるようです。何もないところへ突然飛びついたら、誰だってびっくりしてしまうでしょう。「もしかしたら、猫には何かが見えている…?」などと勘繰ってしまうかもしれませんが、その可能性はあまり高くなさそうです。
猫の表情や目を見ると、真剣そのものなので恐怖を感じるかもしれません。ですが飼い主さんが見えていないものが見えているのではなく、ただ退屈を感じているだけと考えられます。飼い主さんがたくさん遊んであげると、真空行動は少なくなるかもしれません。
3.高いところに駆け上がって降りる
猫は、高いところに登ったり降りたりする「上下運動」を好みます。真空行動でもその行動を行う場合があるのだとか。突如として階段の登り降りをしていたら、真空行動の可能性があります。
キャットタワーなどを使うこともあるかもしれません。真空行動をするにせよしないにせよ、上下運動できる環境は猫には必要です。登り降りできるグッズを、用意してあげるとよいかもしれません。
4.夜中に起こりがち
猫の真空行動は「夜中」に起こりがちです。薄明薄暮性の生き物のため、夕暮れや夜明けあたりに活発になるといわれています。飼い主さんが寝ているときに、ドタバタと活動し出すことも。
これには「暇だから」という説と「狩猟本能による」という説などがあります。理由はともあれ、飼い主さんの睡眠が妨害されてしまう可能性があるので、日中や寝る前にたくさん遊ばせて、疲れて寝てもらうようにするとよいでしょう。
5.15分から30分程度続く
いくらエネルギーがありあまって真空行動をするといっても、限界があるようです。大抵の場合は15分、長くても30分程度で終わるといわれています。さすがにそれだけ暴れれば、疲れてくるのでしょう。
ですからもし真空行動が始まってしまった場合は、しばらく耐えればそのうち落ち着く、と思われます。疲れ果てた後には、ぐっすりと眠ってくれるかもしれません。
まとめ
今日のねこちゃんより:トム君♂ / 4歳 / メインクーン / 6.7kg
突如としてドタバタと繰り広げる真空行動には、驚かされてしまうかもしれません。ですが、特に異常があるわけではないので、慌てず落ち着いて対応するとよいでしょう。