1.弔うまでが終生飼養
猫の終生飼養は、家族として引き取ってから寿命を見届けるまでと言われています。
一昔前までとは異なり、動物をペットではなく家族としてみる人が増えてきました。そのため、人間と同じように弔いをして、大切な猫との生活に一つの終止符を打つことが必要です。素敵な思い出を永遠に残すことで、自分の気持ちにも向き合うことができます。
2.遺体を自然な状態に安置
死後硬直が起こる前に、自然な形に整えてあげましょう。
死を迎えて何も手に付かないくらいにパニックになっている可能性もありますが、死後20〜30分内に死後硬直が起こります。苦しんだ姿ではなく、気持ちよく寝ていた姿に手や足を直してあげます。口からは胃液、肛門からは排泄物や体液が出てきたりします。そのため、ペットシーツやタオルなどの上に安置すると良いでしょう。
夏は冷房のついた涼しい場所に安置します。保冷剤を包んだタオルを、頭やお腹に当てて遺体が傷むのを防ぐことも大切です。そして葬儀社に連絡をとりましょう。
3.各種手続きを行いましょう
犬とは異なり、自治体への死亡届け出は必要ありません。
マイクロチップ、血統書に関しては登録データの抹消が必要となりますので、各団体に連絡をしなければなりません。なお、ペット保険の解約手続きも必要です。保険会社によっては、医師の診断書や証明書を用意する場合もあります。
NG1:公共の場所への土葬
自宅の敷地以外への土葬は、絶対にしてはいけません。
遺体を公園や山林などに埋めることは「廃棄物処理法」で禁じられています。必ず私有地に庭がない場合は、火葬をしてください。私有地であっても野生動物が掘り返したりする可能性もあり、公衆衛生上問題が出てきます。遺体が土に還るには60年かかると言われています。
NG2:決めたことへの後悔
決めたことへの後悔はしないようにしてくださいね。
猫に治療を行う内容は、家族である私たち人間が決めなければなりません。同じように、何かを選択しなければならない事が多く起こります。しかし、家族で話し合い決めたことを後悔することはやめましょう。そのためには、常日頃から亡くなることを予測しておかなければなりません。
まとめ
猫が死去したらどうする?『すべきこと・してはいけないこと』5つについてお伝えいたしました。いつでも別れは辛いものです。しかし別れではなく新しい門出と考え、前向きに日々を過ごせるようにしたいですね。