猫が『雨の日』によく眠るのはなぜ?3つの理由

猫が『雨の日』によく眠るのはなぜ?3つの理由

猫は「寝子」が語源になっていると言われるほどよく眠る動物。日中はほとんど眠って過ごすのが猫の特徴の1つです。それにしても雨の日はさらに眠っている時間が長くなると思いませんか?それはいったいなぜなのでしょうか。その理由を3つご紹介します。

1.獲物が捕れないから

布団で眠る猫

猫は元々、狩りをして食べ物を得ていた動物です。また、完全な肉食動物でもあるため、一度獲物を得ることが出来ればしばらく食べる必要がありませんでした。そのため獲物を得るチャンスを逃さないためにも、狩りをする時間以外は眠って体力を温存していたのです。

雨の日は、猫の獲物となる鳥や小動物も活発に動かないため、猫は「狩りに出ても仕方ない」と判断して眠って過ごします。

すなわち猫が雨の日によく眠るのは、野生時代の名残と言えるでしょう。

2.気圧の変化

クッションで眠る猫

猫は、気温や気圧の変化に敏感に反応します。低気圧になると、体にかかる圧力が低くなり、締め付けられていた体と共に血管も緩み膨張します。この膨張により神経が圧迫され、体が重くだるく感じるのです。

(雨の日はだるくて何もする気がしない…)と思うのは、猫も人間も同じなのかもしれません。

雨で低気圧になると猫の睡眠時間が長くなるというのは、なんとなく納得出来ますよね。

3.陽射しがないから

ぬいぐるみと眠る猫

猫が雨の日によく眠るのは、「メラトニン」というホルモンが影響しています。「メラトニン」は、睡眠ホルモンとも呼ばれ、体内時計に働きかけて覚醒と睡眠を切り替えています。

朝、太陽の光を浴びるとメラトニンの分泌が止まり、体内時計がリセットされて活動モードになります。

しかし、雨の日は太陽の光がありません。そのためメラトニンの分泌が止まらず、休憩モードになるのです。私たち人間も、晴れている日に比べ、雨の日はボッーとした状態になりますよね。

この「メラトニン」というホルモンが猫の睡眠に大きく関わっていることを覚えておきましょう。

まとめ

窓際で眠る猫

いかがでしたか?今回は、猫が雨の日によく眠る理由をご紹介しました。

雨の日は休憩モードになるのは、猫も人間も同じかもしれませんね。

(寝てばかり…)などとは思わずに、猫がゆっくり眠れる環境を整えてあげましょう。

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