猫のためのローリングストックとは?
「ローリングストック」とは、災害時に備え、主に食品をストックしておく方法です。
非常食を準備しておいても、普段目につかない場所にしまっておくと忘れてしまいがち。気がついた時には賞味期限が切れていた、なんてこともありますよね。
そうならないために、普段食べるものを備蓄しておくのです。
缶詰、レトルト食品、飲料水など常温保存可能で、普段の食事に使用できる食品を多めに買って備えておきます。
それを賞味期限の近いものから使用していき、なくなったら買い足すという方法です。
こうすることで、いつでも新しいものをストックしておくことができます。
災害時に必要なのは、人間の食品だけではありません。猫を飼っていたら、当然猫の分も必要となるのです。
そのために、猫用品も買い足しながら備えておきましょう。
1.フード
普段猫が食べ慣れているフードを1ヵ月分はストックしておくことをおすすめします。
支援物資が届いても、ペット用品は後回しにされてしまうことが多く、猫のフードを入手することが難しいからです。
また、支給されても、初めて食べるフードを猫が嫌がって食べてくれないこともあります。
特に療法食は、なかなか手に入りません。いつものフードは、多めに準備しておく方が安心です。
2.飲料水
猫に飲ませる水は、何でもいいというわけではありません。
ミネラル分の多い硬水を与えると、尿路結石になりやすいからです。
日本の水道水は軟水なので、水道水を与えるのは問題ありませんが、災害時には水道が使えないこともあります。
そのため、猫用には軟水を用意しておきましょう。
3.猫砂
トイレの砂も取り替えられないと大変です。猫はきれい好きなので、汚れたトイレでの排泄を嫌がるからです。猫砂も備蓄しておきましょう。
トイレが洗えない場合は、段ボール箱でも代用できます。
段ボール箱にビニールをかぶせ、そこに猫砂を入れます。
猫砂がなければ、新聞紙をちぎって入れるだけでも、トイレとして使えます。
ペットシーツや、猫の排泄物を処理するビニール袋も一緒用意しておきましょう。
まとめ
日常生活で使用しているフードや水、トイレ用品は、多めに備蓄し、なくなったら買い足すローリングストックをしておくと安心ですね。
それだけでなく、避難することになった場合に備えて、リードやキャリーバッグ、ポータブルトイレなども準備し、普段から慣れさせておくと、いざという時に困りません。
持病がある猫の場合、薬も多めに備えておきましょう。