1.グルーミング
猫はとてもきれい好きで、体についた汚れやにおいをとるために体をなめてグルーミングをしています。
肉球を噛むのもグルーミングをしているからなのです。
噛むことで、肉球や肉球の間についた汚れを落としています。
また、肉球を噛んでいるように見えて、爪の手入れをしていることがあります。
爪を噛んで引っぱり、爪の古くなった層を剥がしています。
2.肉球に違和感がある
肉球がかゆい、痛いなど一時的に違和感を感じると、肉球を噛むことがあります。
肉球の間に猫砂やゴミが挟まっていたり、長毛猫なら肉球の間の毛が伸びて違和感を感じていたりしているかもしれません。
猫の足の裏をチェックしてゴミがあれば取り除いてあげましょう。
猫の足裏の毛は伸びていると床で滑ってしまう原因となるので、ペット用バリカンなどでカットしてあげましょう。
3.皮膚炎などが起きている
肉球を頻繁に噛んだりなめたりしている場合、皮膚に炎症やケガをしている可能性があります。
ノミやダニ、食物アレルギーなどが原因だったり、爪のケガが原因だったりします。
肉球以外の皮膚にも炎症が起きていないか体全体を確認しましょう。
足を振る仕草をしたり、歩き方がいつもと違っていたりする場合もあります。異変を見つけたら動物病院を受診しましょう。
4.ストレス
不満などストレスがきっかけで、しきりに肉球を噛んだりなめたりしてしまうことがあります。
噛んだりなめたりしすぎて、足先が脱毛したり皮膚炎を起こしてしまう場合もあります。
退屈が原因だったり、環境に不満を感じていたり、猫によってストレスの原因は異なります。
時間がかかるかもしれませんが、猫が快適に生活できているか環境のチェックなどをしてストレスの原因を見つけて取り除くことが必要です。
5.癖
肉球を噛むことが「癖」になっている猫もいます。肉球をしゃぶるように噛む猫もいます。
噛みすぎてしまうと肉球や肉球まわりの皮膚に傷ができ、炎症を起こす可能性があります。
肉球に炎症が起きていないか、爪切りのときなどに確認しておきましょう。
まとめ
猫が肉球を噛むのは、「汚れやにおいを取るための手入れ」や「違和感を解消する」という目的がありますが、その猫の癖という場合もあります。
しかし、皮膚炎やケガが気になっていたり、ストレスを感じていたりして肉球を噛んでいるときもあるのです。
肉球を噛む姿をよく見るようになったときは、猫の足裏をチェックして、いつもと違うところがあったら動物病院を受診しましょう。