心が優しい猫の特徴
猫同士のやり取りを見ていると「この猫、心が優しいなぁ」と感じることがありませんか?
心が優しい猫には6つの特徴があります。
1.縄張りが侵されない環境にいる
猫が生きるうえで重要視しているのは縄張りです。
揉め事が起こる原因の大半も、縄張りを巡るものになります。
逆に縄張りが侵されない環境では、争いがなく心に余裕が生まれます。
2.平等に食事が与えられている
同じ生活区域の中に複数の猫がいる場合、食事が平等に与えられていれば平和に暮らせます。
確実に食べられると確信している猫は、お互いに譲り合うことができるのです。
これはおもちゃも同様で、誰でも平等に遊べる環境下では譲り合います。
3.優しい環境で育った
母猫と過した期間が長かった・幼い頃から人に優しくされて育った・先住猫に優しくされたなど、優しさに触れる機会が多かった猫は、穏やかで温かい心を持って成長します。
4.去勢手術を受けた
オス猫は縄張り意識が強いので、そのまま成長するとオラオラした雰囲気になることがあります。
しかし、去勢手術を受けた後はホルモンバランスが変化するため、穏やかで丸い性格になります。
5.父猫の影響
猫の性格は遺伝的には父猫の影響が強く、その後の母猫の育て方や生活環境が合わさって形成されていきます。
父猫が穏やかな性格の場合、子猫が持つ元々の性格は温厚になります。
6.猫種によるもの
猫種による特徴も要因の1つとして挙げられます。
個体差はありますが、次のような猫種は比較的穏やかで優しい性格です。
- 茶トラ猫
- ラグドール
- ラガマフィン(ラグドールから派生した猫)
- スコティッシュフォールド
- メインクーン
愛猫を優しい猫に育てるには?
愛猫を子猫の頃から育てていると「心の優しい子になってほしい」と思うでしょう。
後輩猫が来たときも、優しくしてあげてほしいと思いますよね。
実は、飼い主さんの配慮があれば自然と優しくなれるものなのです。
いくつかポイントを紹介いたします。
先住猫を優先する
食事の順番や遊ぶ順番など、これまで1番だった先住猫を優先してあげましょう。
こうすることで先輩としての威厳が保たれ、秩序が乱れる心配がなくなります。
ただし、先住猫の意向があれば臨機応変に後輩猫を優先してあげてください。
平等に愛する
愛猫と飼い主さんがふたり暮らしの場合は、遊びに付き合ってあげる時間を確実に作ることで心が満たされます。
他にも人間家族がいる場合や、他の動物仲間がいる場合は、必ず平等に愛してあげましょう。
特に子育て中は大変かもしれませんが、ほんの数分構ってあげたり声をかけてあげるだけでも大丈夫です。
飼い主さんが向き合ってくれていると分かると、それだけで安心するものなのです。
縄張り(安心して過ごせる場所)を作る
室内に愛猫だけの空間を用意してあげましょう。
例えばキャットタワーや特定の棚の上などです。
安心して過ごせる縄張りが確実にあることで、心が穏やかになります。
まとめ
心が優しい猫には6つの特徴がありました。「安心・安全」が鍵になりそうですね。
平穏な生活が送れる環境を整えることで、自然と優しい猫に育ってくれるでしょう。
ちなみに猫は母性本能が強い動物です。根が優しく、相手を慈しむ心を持っている猫は想像以上に多いのです。
とはいえ猫は単独行動が基本です。
目立って優しい行動を取らない猫もいるでしょう。たとえ愛猫がそうであっても責めないでください。
野生の本能が強い猫だという個性を尊重してあげましょう。