猫が「嫌いな人」に対して見せる態度
猫には「この人ちょっと苦手…」というタイプの人間が存在します。
次に紹介する5つの態度をされたら、現状では苦手意識を持たれていると受け止めましょう。
1.とにかく避ける
苦手な人が接近してきたら、その場を立ち去ります。
とにかく関わりたくない人を徹底的に避けようとするのです。
2.耳・目・しっぽの動きが変わる
猫の感情は、耳や目、しっぽの動きに表れます。
嫌だと感じたら、次のような形状や動きをします。
- 耳を後ろに倒す(通称イカ耳)
- 黒目(瞳孔)が大きくなる
- しっぽの動きが激しくなる(床に叩きつける)
黒目がちの猫は可愛らしいですが、興奮しているサインなので気をつけましょう。
しっぽの動きも、犬の喜びのサインと間違えやすいので注意してください。
3.唸り声で警告する
2番目までの行動や態度は最初の警告です。
それに気づかずに、再度接近すると唸り声をあげます。次の警告に入るのです。
「ウー」という唸り声には「それ以上近づいたら攻撃するよ!」というメッセージが込められています。
4.威嚇とデビルフェイス
唸り声による警告の後は、本格的な威嚇に入ります。「シャー」という鳴き声とデビルフェイスです。
デビルフェイスとは、つり上がった目付きやイカ耳、むき出しになったキバがまるで悪魔のような顔立ちになるのでそう呼ばれています。
5.猫パンチ
デビルフェイスとほぼ同時に猫パンチが飛んできます。
本気で怒っている場合は爪を出すこともあるので要注意です。
この攻撃は最終手段です。
猫は無駄な争いごとを求めない主義なので、苦手な人を目の当たりにすると「避ける」ことを優先します。
猫に嫌われやすい人とは?
そもそも、猫に嫌われやすい人とはどのような人なのでしょうか。
いくつか特徴をあげてみます。
- 大きな声で話しかける
- 動作が大きい
- 追いかけてくる
- しつこく構う
- 目を見つめてくる(初対面の人の場合)
基本的に、猫が苦手とすることをしてしまう人は嫌われます。
嫌われないようにするには?
次のようなことを心がけるだけで、猫に嫌われることを防ぐことができます。
既に苦手意識を持たれてしまった場合でも、有効なので試してみてください。
- 姿勢を低くして目線の高さを合わせる
- 初対面の場合は目を見ない
- 苦手な音を出さない(大きな声を含む)
- しつこくしない
猫に好かれやすい人は、これらの行動を意識的(無意識の場合もある)にしています。
そして最も重要なポイントは、『猫のほうから接近してくれる機会を待ってあげること』です。
まとめ
たとえ悪意がなくても、猫が苦手なことをしてしまう人は嫌われます。
顔見知りの猫に避けられる、唸り声をあげられる人は、嫌がることをしていないか振り返ってみてください。
猫の苦手意識や嫌悪感は、感情的というよりも本能的に基づいています。
つまり、本能的に安心できる人になれば名誉挽回の余地があるのです。
「猫にあまり好かれていないかも」と感じた方は、猫に好かれるような行動を意識してみると良いでしょう。