1.ルーティンだから
猫は気ままに過ごしているように見えても、実は行動には決まった流れがあります。
食事を終えお腹いっぱいになると、飼い主さんの膝の上に乗って毛繕いを始めたら、いよいよ寝る準備です。
このように、猫にはルーティンがあります。
飼い主さんの膝の上で毛繕いするのも、ルーティンの一部なのです。
2.落ち着きたいから
飼い主さんの膝の上で毛繕いをするのは、猫が落ち着きたいときでもあります。
これは「転位行動」と呼ばれ、何かに失敗したときや、ストレスを感じたときに、全く関係ない行動をして気持ちを落ち着かせるのです。
同じ部位を執拗に舐めていたら、「転位行動」であると言えます。
また、毛繕いだけではなく、急に爪研ぎをしたり、あくびをするのも「転位行動」の一種です。
安心出来る飼い主さんの膝の上で、気持ちを落ち着かせたいのでしょうね。
3.リラックスしている
猫は、自分で毛繕い出来ない生後1ヵ月くらいまでは母猫に毛繕いをしてもらいます。
母猫に舐められると子猫は気持ちよく眠ってしまうほどです。
自分で毛繕いをするようになっても子猫時代を思い出し、リラックスしているのでしょう。
また、猫のザラザラした舌は、皮膚に刺激を与え、脳を活性化します。
脳からセロトニンが分泌されるため、リラックス効果があると言われています。
大好きな飼い主さんの膝の上で、安心しきっているのでしょうね。
まとめ
いかがでしたか?
愛猫が膝の上で毛繕いする意味を3つご紹介しました。
猫の行動1つ1つにきちんと理由があります。
リラックスしているだけではなく、時にはストレスを抱えている可能性もあります。
ストレスの原因は、環境の変化や騒音、来客、同居猫との不仲など日常生活に潜んでいます。
過剰に毛繕いをしている場合は、ストレスの原因を突き止めることが大切です。
愛猫がどんな心理なのか、じっくり観察してあげましょうね。