猫がシニア期に入るのは何歳から?
猫と人間では歳の取り方が違いますね。
では、猫の「シニア期」とはいったい何歳からなのでしょうか。
一般的には、『猫のシニア期は7歳から』と言われているようです。
しかし、愛猫がその年齢に近づくにつれて「うちの子はまだ若い」と思っている飼い主さんも多いようです。
とはいえ、一見どこも衰えているように見えない猫でも体調管理は欠かさずに行いましょう。
できれば半年に一度は健康診断に連れて行くなどすると、もし病気にかかっていたとしても早期発見に繋がるでしょう。
1.睡眠時間が増える
老化の兆候として「これまでより睡眠時間が増える」というものがあります。
猫と言えばよく寝ているイメージがありますが、それでも「ちょっと寝る時間が増えていない?」と感じるそうです。
猫自身がこれ以上の体力の低下を防ぐために寝ていることもあれば、関節炎などで体がうまく動かないことから寝ている場合もあります。
どんな場合においても「ある日突然そうなった」ということはありません。
そのため、シニア期の愛猫に対しては、行動や体調など変わったところがないかをこれまで以上に注意深く見てあげる必要がありますね。
2.歯が黄ばむ
猫の老化の兆候は歯にも表れるようですが、特にオーラルケアの習慣がない猫は老化が歯に如実に表れるそうです。
それまでより歯が黄ばんだり歯石がつきやすくなったり、歯周病にかかってしまったりといったこともあるでしょう。
歯に問題が出ると食欲も落ちてしまいますし、それによってさらに体力の低下や体重の減少といったように衰えが進んでしまいます。
人間にも言えることですが生きるためには食べることが必要です。
そのため食べ物を噛むための歯はとても大切ですね。
できれば愛猫が若いうちからオーラルケアを心がけるのが良いでしょう。
3.被毛の艶が少なくなる
老化が進むと被毛にも影響が出ます。
人間で言うところの白髪混じりになってくることもありますが、被毛に艶がなくなったりもするようです。
これは皮脂腺の働きが低下し、老化とともに分泌物が減るために起こることで、若い頃は艶が自慢だった猫でも被毛の質が低下してしまう可能性もあるでしょう。
また関節などが硬くなってくると充分な毛づくろいが出来にくくなり、結果として皮膚や被毛にも影響が出てしまうこともあるそうです。
もちろん体調が悪い場合も毛艶が悪くなることがあるので気を付けましょう。
まとめ
飼い主さんにとって愛猫は何歳になっても「大切な我が子」同然の存在ですよね。
その我が子が老いていくなんて考えたくない、と思う方もいらっしゃるでしょう。
近年では猫の平均寿命も延びましたが、それでも人間と比べると駆け足で歳を取っていってしまいます。
「まだ元気でから大丈夫」ではなく、「元気なうちから」健康に気を配ってあげたいものです。
老化の進み具合は愛猫の体質などにもよりますが、若い頃からの生活習慣が影響してくることもあります。
年齢を重ねても元気でいてもらうためには、若いうちからケアに慣れてもらうことも大切ですね。