猫が『シャンプー』を嫌う3つのワケ!緊張を和らげる方法はある?

猫が『シャンプー』を嫌う3つのワケ!緊張を和らげる方法はある?

「猫がシャンプーを嫌がるので困る!」という飼い主さんも多いのではないでしょうか?まれに、気持ち良さそうにお風呂に入る猫もいるようですが、なぜ猫はシャンプーを嫌がるのでしょうか?また、緊張を和らげる方法はあるのでしょうか?

1.濡れることに慣れていない

シャンプーされる猫

猫は野生時代、砂漠地帯で暮らしていたため、体が濡れることに慣れていません。

また、砂漠は寒暖差が大きいため、濡れたままでは体温を奪われてしまいます。

そのため、猫は自ら水浴びをする習慣がないのです。

体が濡れると命に危険が及ぶと本能的に理解しているため、シャンプーを嫌がるのも無理はないのかもしれませんね。

2.乾くのに時間がかかる

前足を舐める猫

猫の被毛は寒い季節にも耐えられるよう、細く密集して生えています。

保温性にはすぐれていますが、油分が少なく撥水性は低いため、水を弾きにくいのです。

一度濡れてしまうと、乾くまでにかなり時間がかかってしまいます。

その事実を猫は身をもって知っているからこそ、シャンプーを嫌がるのでしょうね。

3.自分の匂いが消えてしまう

シャンプーされる猫

猫は縄張り意識が強い動物です。

家の中のあらゆる物に自分の体を擦りつけ、自分の匂いで満たし安心しているのです。

水で洗い流されると、自分の匂いが消えてしまうと感じているのかもしれません。

自分の匂いが消えることに不安を覚えるのは、猫の本能なのでしょう。

緊張を和らげる方法はある?

シャワーをかけられる猫

「シャワーの音を聞いただけでも逃げ出す」なんてこともあるかもしれません。

しかし、飼い主さんの工夫次第で猫の緊張を和らげることは出来ます。

それではその方法を見ていきましょう。

桶を用意する

猫は体がすっぽりと収まる場所に安心感を抱きます。

猫の体が収まるほどの桶を用意し、その中でシャンプーを行うと猫の緊張を和らげることが出来るかもしれません。

無理強いはしない

猫は毎日のように自分で毛繕いをするため、体は清潔に保たれています。

汚れがひどいときや、ベタついているときはシャンプーをした方が良いですが、頻繁にする必要はありません。

あまりにも嫌がるときは無理強いはせず、蒸しタオルで拭くだけでも十分です。

38~40℃くらいのお湯でタオルを濡らして絞り、優しく拭いてあげましょう。

徐々にお湯をかける

人肌くらいの温度のお湯を少しずつ猫の体にかけていきます。

シャワーの水量は弱めにし、シャワーヘッドを出来るだけ猫の体に密着させます。

音が軽減され、猫が驚くことなく行うことが出来ます。

まとめ

タオルにくるまれる猫

いかがでしたか? 猫がシャンプーを嫌がる理由をご紹介しました。

理由はどれも本能的なものだと言えるでしょう。

「いつでも綺麗でいてほしい!」と良かれと思って行っていることが、猫には負担をかけている場合があります。

飼い主さんは出来るだけ愛猫がストレスを感じることのないよう、ぜひ参考にしてみて下さいね。

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