1.信頼関係にヒビが!
名前を呼びながら叱ると、「名前=嫌なこと」と勘違いしてしまいます。
猫と一緒に暮らしていると、色々なシーンで名前を呼ぶ場面がありますよね。
しかし、叱っている時に呼んだ場合には、猫の心に「名前を呼ばれる」ことに対して悪い印象が残ってしまいます。
そのため、名前を呼ばれただけでまた叱られるのではないかと警戒し、人間との信頼関係にヒビが入ってしまう危険性があります。
2.ストレスの原因!
むやみに大声で叱ると、耳の良い猫にはストレスになってしまいます。
叱る時の声は、いつもより大きく声のトーンも違うでしょう。
ただでさえ、人間の殺気で猫の気分は悪くなっています。その上、苦手とする大きな声で叱られては、猫はストレスを溜めてしまう一方です。
3.流血騒ぎになる危険性!
手を上げると、猫は人間から攻撃をされたと勘違いしてしまいます。
攻撃をされた猫は、自分を守るために武器である爪と牙を使って人間へ向かってきます。
いつもは出さない武器ですが、実は相手を一発で仕留めることができるのです。
人間は身体中が傷だらけになり、流血騒ぎを引き起こしてしまう危険性があります。
4.問題行動をする!
叱られたことへの抗議の意味で、問題行動を起こすことが多くなります。
猫は人間がなぜ叱るのか分からないでしょう。
そのため抗議をするために、あえてしてはいけない場所で爪とぎをしたり粗相をしたりします。
猫は大変に賢く、老衰や病気以外の粗相は抗議行動の場合が多いのです。
叱り方にコツはあるの?
叱り方にコツはありません。猫を叱らなくて良い状態にしましょう。
まずは、なぜ猫を叱らなければならないのか考えましょう。
人間側の意識を変えることが大切です。
猫にとっては全てが遊びです。しかし人間の基準で判断をすると、猫の遊びに対して叱りたくなるだけです。
物を壊したり誤飲をするならば猫が触れられない場所に片付けましょう。人間が出しっぱなしにしておくから、猫が興味を持ってしまうのです。
このように、人間側で予防することが先決で、叱る必要はありません。
まとめ
猫を『むやみに叱る』と起こる危険なトラブル4つ!上手な叱り方のコツとは?についてお伝えいたしました。
猫を叱るとトラブルが多く発生することがお分かりいただけたかと思います。
そして叱る原因は、ほぼ人間が事前に対策することで改善できることもご理解いただけたでしょうか。
叱りたくなる気持ちを取り除いて、これからは猫との穏やかな生活を過ごしていきましょう!