1.栄養バランスのよい食事
栄養バランスのとれた食事は、長生きする上で大切です。猫の食べたものが体を作るので、健康を維持するために必要な栄養がバランスよく含まれた食事を与えてあげましょう。
「総合栄養食」と表示されたキャットフードを与えれば、基本的にはOKです。ただそれ以外に、嗜好品であるおやつを与えすぎるのはNGです。適正量なら問題はありませんが、その場合もご飯からおやつのカロリー量を減らすようにしましょう。
2.水分をとれるようにする
猫はとかく水分が不足しがちです。なるべく、飲水量を増やす工夫をしてあげてください。たとえば、常に新鮮な水を用意する、水飲み場を増設する、流れる水や器の違うものを用意する、ご飯の水分を増やすなどです。
ドライフードだけではなくウェットフードも与えると、飲水量を簡単に増やせます。また特に冬場は水分が不足しがちになりますので、注意してあげてください。冷たい水を嫌う猫には、湯ざましの少し温かい白湯をこまめに用意するのも良いでしょう。
筆者宅ではお昼にウェットフードを与えていますが、その上にスープ状のフードをかけて与えるようにしています。飼い主さんお手製の、味なしチキンスープ(塩などの調味料を一切入れない。脂もできるだけ取り除く。)なども水分補給ができてよいでしょう。
3.年齢に合った食事を
猫の年齢により、必要な栄養やカロリーが異なります。成猫用のフードをシニア猫に与えていると、肥満になってしまうかもしれません。含まれるカロリー量などが合っていないからです。
年齢に合ったフードを与えるようにしましょう。高齢になると噛む力が弱ってくるため、ドライフードが固く感じる場合もあるようです。ウェットフードに切り替えたり、お湯でふやかしたりして食べやすくしてあげてください。
4.量に気を付ける
猫に与える食事量を誤ってしまうと、肥満の原因になる場合があります。1日のフード量を決め、それ以上は与えないようにしましょう。たとえ愛猫がねだってきたとしても、です。
そのかわいさに負けてはいけません。肥満になると病気にかかるリスクが高まります。また動くのが面倒になって運動量が減り、さらに太るという悪循環にも陥りやすくなるでしょう。
キャットフードに記載されている目安量でも、猫ごとの体質や運動量、避妊去勢手術の有無などで太ったり痩せたりします。
2週間〜1ヶ月に1回は必ず体重を測り、その子その子にとっての適正なフード量の目安をつけましょう。そして、決めた1日のフード量よりも多く与えないこと、これを徹底してください。
5.手作りトッピング
「総合栄養食のキャットフードを与えていれば健康上の問題はない」といわれていますが、やはり水分が不足しがちな面があるようです。そこで、飼い主さんの「手作りトッピング」という手があります。
猫が食べても問題のない野菜やお肉、お魚を使って作りいつも与えているキャットフードの上に若干量乗せてあげるのです。数種類の食材を混ぜれば、栄養もバツグンでしょう。また味付けなしの煮汁なども一緒に与えれば、水分補給ができます。
飼い主さんの愛情も感じてもらえるので、猫としては嬉しい限りでしょう。ご興味のある方はぜひ、作り方を調べてみてください!
まとめ
今日のねこちゃんより:ルーク♂ / 1歳 / 雑種(ミックス) / 5kg
健康的な食事は、愛猫の健康維持に欠かせません。喜ぶおやつもよいけれど、やはり基本は毎日のご飯です。今一度食事が愛猫に合っているかを確認してみてはいかがでしょうか?