猫の性格と毛色の関係は?
猫はよく「毛色によって性格が違う」といわれますよね。それは本当なのでしょうか。
例えば、キジトラならこういう性格!と断言できる訳ではありませんが、毛色によって似たような特徴はあるようです。
毛色別の特徴&接し方のポイント
ここからは、目撃頻度が多い毛色の猫が持つ特徴や、接し方のコツについて紹介いたします。
1.用心深いキジトラ
日本猫の代表格であるキジトラ猫。
彼らはリビアヤマネコに近い存在で、カモフラージュがしやすい柄であることから、厳しい環境でも生き延びてきました。
そんなキジトラは用心深く、警戒心が強い傾向にあります。
厳しい環境で生き抜いてきた祖先に近い猫だけあって、あまりしつこくされることは好みません。
キジトラ猫と仲良くなりたければ、程よい距離感を大切にしましょう。
猫のほうから甘えてきたら撫でてあげ、飽きた様子が見られたら解放してあげると良いでしょう。
2.やや警戒心強めなサバトラ
鯖(サバ)のようなグレーの縞模様が特徴の猫です。
キジトラの色違いのような印象を受けるかもしれません。それもそのはず。ルーツは同じである説が有力なのです。
サバトラはキジトラに比べて毛色が目立ってしまうため、野生では少々厳しい状況に身を置いていたようです。その影響で警戒心が強い傾向にあります。
その一方で人懐っこく、飼い主さんに守ってもらいたいと思うちゃっかりさんもいるようです。
接し方としては、キジトラのように程よい距離感を保ってあげてください。
たとえ人懐っこい子でも、構いすぎるとストレスを感じてしまいます。
3.甘えっ子が多い茶トラ
茶トラは遺伝子の関係上、オス猫の割合が多いというのが最大の特徴です。
そのため、自ずと甘えっ子が多い傾向にあります。
警戒心自体は低いものの、小心者な性格がストレスを感じやすくしてしまうことがあります。
安心できる環境を整え、分離不安にならない程度に甘えさせてあげましょう。
4.甘えん坊で賢い黒猫
日本では福猫として愛される黒猫。一見黒髪のように見える被毛は、明るいところで見ると薄らと茶色がかっていることも多いでしょう。
神秘的でミステリアスな雰囲気を持っていますが、実際には甘えん坊で賢い傾向にあります。観察好きで、よく周りを見ています。
賢い分、イタズラをしてしまうことがあります。危険なものは放置しないように心がけましょう。
よく人に懐いてくれるので、猫初心者の方にもおすすめな猫種です。
5.ちょっぴり神経質な白猫
白猫も黒猫と同様に、純粋に真っ白というよりは少し模様や茶系の色味が加わっていることが多いです。
純白に近い被毛の場合は、W遺伝子という特種な遺伝子が関与しています。
他の猫とは異なる遺伝子のために聴覚障害を持っているケースもあります。
また、外見が明らかに目立ちやすいことから神経質な場合が多いでしょう。
来客に備えて安心して隠れられる場所を作ってあげると良いでしょう。
程よい距離感を保ち、猫のペースに合わせてあげることが大切です。
まとめ
今回は、よく見かける毛色の猫が持つ特徴や接し方について紹介いたしました。
愛猫の性格と重なる部分があったでしょうか。
被毛の色や柄と性格の関係性は、あくまでも傾向に過ぎません。
ちなみに我が家の先代猫はキジトラでしたが、とても人懐っこい子でしたし、実際は少し違う場合もあります。
重要なのは愛猫の個性を尊重してあげることです。
特徴や接し方は参考にしつつ、愛猫が求めていることに応えてあげましょう。