1.温める
特に寒い時期やエアコンが効いている時期など、フードが冷たくなっていませんか?
そんなときはフードを人肌程度に温めてみましょう。
猫は嗅覚でおいしさを意識するといわれます。ウエットタイプなら温めるだけで食いつきが変わります。
2.開けたてを食べさせる
開けたてが美味しいのはドライフードも同じです。
コストパフォーマンスを考えるとつい大袋を買ってしまいますが、高くても小分けの方が香りが飛ばず、猫の食欲にプラスに働きます。
しかし大入りしかないことも少なくありません。
そんな場合は家で小分けにしたり、真空容器を使ったりしてできるだけ空気に触れないようにすれば、酸化による風味の低下を防げます。
3.運動量を増やす
空腹が最高のスパイスといいますが、もしかすると運動不足で本来の食欲がわかないのかもしれません。
元気な猫なら思い切り遊べばお腹が空くはずです。
ただし疲れすぎても食欲は落ちます。
遊びで疲れる程度は猫によって違いますので、その頃合いを猫と一緒に楽しく探してみませんか?
4.トッピングを振りかける
いくらおいしいフードでもずっと続けば飽きが来ます。そんなときはトッピングで味変です。
特に継続して食べて欲しいのは療養食。効果は少し落ちますが、トッピングでリトライしましょう。
以前好きだったウエットやドライフード、おかかやお刺身などを療養食に乗せてみましょう。
ただし食べ合わせなどがありますので、食べていいもの悪いものについては、事前にかかりつけ医に相談しておきましょう。
5.手で口元に持っていく
鼻の調子の悪い猫は、食欲はあるのにフードを拒否することが少なくありません。
鼻がつまって匂いが分からないため、いつものお皿にフードを盛ってもそれが好物だと分からないのです。
そんなときはフードを手に取り鼻先で勧めると、食べることがよくあります。分かればお皿から食べますので、少し時間をかけましょう。
まとめ
猫の好き嫌いはなかなか手強いものです。
工夫をすれば食べてくれることもありますが、失敗することも多いでしょう。
まるまる余ったフードを目にすると文句の1つもいいたくなります。
しかし最大のコツは好き嫌いをワガママだと決めつけないことです。
猫には猫のいい分があり、人にはそれがわからないだけなのですから。
猫の心に寄り添うことを、食べてもらえる工夫をしながら考え続けていきたいですね。