猫は睡眠中にどんな夢を見る?
人も猫も、レム睡眠(浅い眠り)のタイミングで夢を見ることが明らかになっています。
夢は自分が遭遇した出来事をもとに構成され、記憶として定着する役割を持っています。
猫の場合はどのような夢を見るのでしょうか。
ある特殊な条件を揃えて検証した実験結果から、4つの特徴を紹介いたします。
1.狩りをする夢
本来であれば脳だけが起きている状態を、敢えて体も動く状況にしたところ、獲物を狙う姿勢になったそうです。
このことから、夢の中でも狩りの練習をしていることが推測されます。猫ってストイックですね。
2.ケンカをする夢
狩りと同様に、ケンカをする動きも見られたそうです。夢の世界でも縄張り争いが起きてしまうのですね。
でも、実際にケンカをしているわけではないため、夢を通して身のこなしが鍛えられるのでしょう。
野生の猫であれば実践で役立ちそうですね。
3.食べ物の夢
ラットを猫と同様の状況にした実験では、ユニークな結果が得られました。
眠る直前に餌を見せて迷路に入れたところ、ゴールを目指す過程で「あの餌食べたかったのに…」という反応の脳波が現れたのです。
猫も口をもぐもぐさせながら眠っていることがありますよね。
もしかしたら、夢の中でもご飯を食べているのかもしれません。食いしん坊さんにありがちな内容です。
4.母猫に甘える夢
睡眠中の猫が前足をグーパーしている光景を見たことがありませんか。
これは、通称ふみふみと呼ばれるもので、母猫に甘える行動です。
眠りながらふみふみをしているということは、おそらく母猫に甘える夢を見ていることが想定されます。
とても幸せな夢なので、静かに見守ってあげましょう。
まとめ
今回は実際の実験をもとに、猫が見ているとされる夢を紹介いたしました。
実験のような特殊な環境でなくても寝言のような声を発したり、体がすこしだけ動くことがあります。これが夢を見ているサインです。
愛猫の様子を見ながら夢の内容を想像してみると面白いかもしれませんね。
うなされていたら声をかけて起こしてあげましょう。