必要なときは行ったほうがよい
猫の「トリミング」とは、被毛をカットしてお手入れを行うことです。シャンプーや爪切りなどは「グルーミング」ですが、日本ではこれらを総称して「トリミング」と呼ぶのが一般的。
猫は自分で毛づくろいをするため「必要ない」と考える飼い主さんもいます。しかし、毛玉ができてしまったり過度に汚れてしまったりした場合は、放置すると皮膚病などを引き起こす可能性があるので必要です。
放置しておく方がよくないと判断できるときには、トリミングを行いましょう。
異常の早期発見ができる場合がある
猫に負担をかけるためよくないと思われがちなトリミングですが、メリットもあります。体の隅々に触れたり見たりすることで、異常を早期発見できる可能性があるのです。
普段はチェックしないような場所にも目を向けるため、ちょっとした変化を見つけられるでしょう。トリミングを行うときは、愛猫の体に悪い部分はないかも意識してみてください。
プロの手を借りられる
愛猫のトリミングをしたい場合、プロの手を借りることもできます。費用はサロンやトリミングの内容にもよりますが一般的には5,000円前後が多いようです。
知らない人と対峙するのは猫がストレスを感じる可能性もありますが、その分確実にキレイにしてもらえます。ただ猫の扱いに慣れていないサロンもあるため、事前に猫のトリミング実績が十分あるかを確認してください。
愛猫に負担がかかる
トリミングのデメリットはなんといっても愛猫に負担がかかる点でしょう。
体を保定される上に、あちこち触れられたり水に濡らされたりなど猫がストレスを感じることばかりが起こります。稀に無反応な猫もいますが、大抵は大暴れです。動物病院では獣医師が必要と判断すると鎮静剤が使われる場合もあります。
もしトリミングが必要だけれど猫が大暴れしてできない、というときはかかりつけ医に相談してみるとよいでしょう。
自宅でケアする
トリミングサロンでのトリミングが不安なら、自宅で飼い主さんが行うことも可能です。事前にやり方を調べてから行なってあげましょう。
慣れている自宅で慣れている飼い主さんが行う方が猫は安心するはずです。しかし、手間取ると負担になったり、被毛のカットでケガをさせてしまう可能性もあります。
行える範囲で行い、決してムリをしないようにしてください。
まとめ
今日のねこちゃんより:ロージー♀ / 5歳 / ラグドール / 4.6kg
猫のトリミングは必要なときは行った方がよいですが、それなりに負担がかかるためできる限り最小限にしてあげましょう。
普段から被毛のブラッシングをマメに行うなどしておくと、余計な手間がかからなくて済みます。特に長毛種はトラブルがおきやすいため、ご注意ください。