猫の希少種『マレーヤマネコ』とは?その生息地域や特徴・取り巻く現状など6つ

猫の希少種『マレーヤマネコ』とは?その生息地域や特徴・取り巻く現状など6つ

「マレーヤマネコ」というネコ科動物をご存知でしょうか?とても珍しい動物なのだそうです。今回は限られた情報の中から、彼らの生態や暮らしぶり、取り巻く現状について解説いたします。

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マレーヤマネコとはどんな猫?

マレーヤマネコ

とてもユニークな顔立ちが印象深い「マレーヤマネコ」。

一体彼らはどのような暮らしをしているのでしょうか?

マレーヤマネコの生態や、生きる環境について詳しく紹介いたします。

1.平らな額

冒頭でも紹介したように、マレーヤマネコはとてもユニークな顔立ちをしています。

前後に長い顔でありながら、額は平らです。

この特徴から、英語では「flat-headed cat(平たい額のネコ)」と呼ばれています。

2.熱帯雨林に生息している

マレーヤマネコは、低地熱帯雨林で生活しています。

名前にもあるマレー半島やボルネオ島、スマトラ島などが主な生息地です。

3.水を恐れない

猫は水が苦手です。しかし、マレーヤマネコは水を恐れません。

食事は魚や甲殻類が中心で、その他にも小型齧歯類や爬虫類を食べています。

上顎の第一臼歯と第二臼歯が発達しているため、ヌルヌルとした魚やカエルを器用に捕らえることができるのです。

魚を捕るためには水に入る必要があるため、水が苦手ではないことが分かりますね。

面白いことに、アライグマのように獲物を洗うこともあるそうです。

4.家猫との共通点

家猫とも共通している部分があります。それは、体の大きさと習性です。

一般的な家猫(成猫)の平均体重は約3kg程度ですよね。マレーヤマネコは1.5~2.75㎏なので、家猫に近い体格になります。

習性(狩りをするために活動的になる時間帯)は、家猫は薄明薄暮性、マレーヤマネコは夜行性に近い薄明性になります。

どちらも薄暗い時間帯になると活動的になるという意味で共通しています。

5.家猫との相違点

同じネコ科動物でも、家猫とは大きく異なる部分があります。

マレーヤマネコの足は水かきが発達しており、泳ぐことができます。

家猫の祖先は砂漠で生活していたため、水に馴染みがなく苦手な存在です。

さらに爪の構造も違います。家猫は自由自在に爪を出し入れできるのに対して、マレーヤマネコの爪はしまうことができません。

6.希少な絶滅危惧種

マレーヤマネコは絶滅危惧種です。

その原因は、バイオ燃料生産のために湿地帯が壊されているからです。

人間が豊かに暮らすために、マレーヤマネコの住処が奪われてしまっているのが現状なのです。

まだまだ謎が多い存在

座るマレーヤマネコ

マレーヤマネコは、ネコ科動物の中で最も研究が遅れています。

今明らかになっているのは、絶滅危惧種であることと、河川や湿地で捕れるものしか口にしないため、高地の熱帯雨林では目撃情報がないことくらいです。

独特の顔立ちは素早く泳ぐためだという仮説もありますが、あくまでも憶測に過ぎません。まだまだ謎の多い生き物なのです。

まとめ

マレーヤマネコ

今回は、珍しいマレーヤマネコを紹介させていただきました。未だに謎が多く、神秘のベールに包まれた動物です。

同じネコ科でも湿地帯で暮らしているため、食べるものや狩りの手法が、身近な猫とは随分違うのですね。

ごく限られた場所で生活しているため、日本はおろか外国でも直接会うのは難しそうです。そんな希少な彼らの居場所が、私たち人間のせいで壊されている現状には胸が痛みます。

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