猫が中毒死することも!危険な『ハーブ』6選

猫が中毒死することも!危険な『ハーブ』6選

猫の元気がないとき、ハーブ水やアロマ浴などいろいろ試してみたくなりますね。しかしそれが効くのは、人が植物を食べる生き物だからです。肉食の身体(代謝システム)を持つ猫が植物のメリットを活かせるケースは、実は極めて少ないのです。特に危険なのは生活に溶け込む「ハーブ」。身近で危険なハーブ6種類を成分と共にご紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫に危険な精油成分と代表ハーブ6種類

ラベンダーの匂いを嗅ぐ子猫

1.ラベンダー

ハーブの女王ラベンダー。その主成分は「リナロール」です。

リラックス効果が高いことから安眠系グッズの他に入浴剤や芳香剤、美肌効果から化粧水としても人気です。

その香りと効能から様々なものに使われているため、出会う確率が高く危険なハーブの1つです。

2.ユーカリ

木の上のベビーコアラ

花粉症にいいと人気のユーカリ。猫に危険な主成分は「ピネン」です。

ユーカリは実は毒性が高い植物で、コアラが一日の大半を寝て過ごすのはその毒素を分解するためだとか。

花粉症の時期には気になる香りですが、猫には嗅がせないようにしなければなりません。

3.ティートリー

ティートリーの枝と白い花

ユーカリ同様花粉症の症状軽減に使われるティートリー(ティーツリー)。

以前はノミダニ除けの薬として利用されていましたが、猫が中毒を起こすケースが続発し、その後実験でも猫によくない影響を与えることが証明されました。

危険な成分は「テルピネン-4-オール」です。

4.柑橘類

レモンと魚と茶トラ猫

ゆず湯や炬燵ミカンで馴染み深い柑橘類。オレンジ・レモン・グレープフルーツなどハーブティーも魅力です。

柑橘類は最も身近なハーブといってもいいかもしれません。

しかし皮には猫にとって危険成分「リモネン」がたくさん含まれています。

実の部分は猫でも食べられますが、香りを楽しむのは飼い主さんだけにしておきましょう。

5.ペパーミント

猫とペバーミントとケーキ

ハーブティーの王様、ペパーミント。

ミントは種類がたくさんあって、キャットニップもその1つです。

しかし、キャットニップは猫にあげても構いませんが、ペパーミントはいけません。

同じミントの仲間でも猫に危険な「ケトン類」が多く含まれるため、危険なハーブの1つです。

6.シナモン

ホットココアとシナモン

西洋のシナモン、漢方の桂皮、和菓子の肉桂(ニッキ・ニッケ)など。危険成分は「フェノール類」です。

クスノキ科ニッケイ属の木から採れる香辛料は、厳密な意味ではハーブではありません。

しかし紅茶やお菓子に使われるなど、身近かつ危険な香辛料として覚えておいてもいいでしょう。

まとめ

ラベンダーとハチワレ猫

それぞれ代表ハーブを挙げてみましたが、この6種類の成分を含んでいるものは他にもあり、また同時に何種類も含んでいるハーブも少なくありません。

もし該当する精油を部屋中に香らせていたり、猫のお手入れスプレーに利用したりしているようなら直ちに止めてください。

ハーブや精油を使うのは、人のためだけに。「猫に使えるハーブ類はとても少ないのだ」と覚えておきましょう。

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