猫が不満を抱くシチュエーション
猫はクールなようで、実はとても繊細な動物です。
普段の生活の中で、知らぬ間にストレスを感じているかもしれません。
では、それはどのような場面なのでしょうか。
大きな音がした
猫は聴覚が優れているので、大きな音が苦手です。
特に突然鳴るインターホンや、人のくしゃみなどは予測ができないので驚きやすいでしょう。
こればかりは仕方がないことなので、避難できる場所を作ってあげましょう。
食事中やトイレの邪魔をされた
無防備になる食事中やトイレの最中に撫でられることを嫌う猫がいます。声をかけられて驚いてしまう猫もいます。
まだ家に慣れていない、もしくは警戒心が強い性格の場合は、離れた場所からそっと見守るように心がけましょう。
しつこく構われた
猫はしつこくされることが苦手です。
自分からスキンシップを求めて来たとしても、ほんの少し付き合ってくれる程度で満足するのです。
執拗に追い回す人や、抱っこが長いと分かっている人は避けるようになります。
猫だって文句を言う
猫は人間のように言葉を話すことができません。
でも、嫌なことがあればしっかりと意思表示をすることができます。そう、猫だって文句を言うのです。
ここからは、猫が不満を抱いている時に見られるサインを4つ紹介いたします。
1.「ウー」「シャー」と言う
猫は威嚇する際に「ウー」や「シャー」という独特な声を発しますよね。
この声は、驚いたりやめてほしいことがある時にも発せられます。
まさに不平不満を口にしているということですね。最も分かりやすいサインでしょう。
2.イカ耳になる
犬はリラックスしている時に耳を寝かせます。
一方、猫の場合は警戒モードに突入すると耳を後ろに倒します。
抱っこ中も、もう解放してほしいと感じるとこの仕草をします。
その時の耳のシルエットがイカに見えることから、通称「イカ耳」と呼ばれています。
3.しっぽを叩きつける
抱っこをしていたり、撫でている途中でしっぽの動きが激しくなることがあるでしょう。バタンバタンと叩きつけるような動きです。
実はこれも不満のサイン。「十分満足したからもういいんだけどなぁ…」という気持ちの表れです。
4.目を丸くする(黒目が大きくなる)
何かに驚いたり、興奮すると猫の目は丸くなります。明るい場所でも瞳孔が大きくなり、黒目がちになるのです。
見た目は可愛らしい目付きになるので気づきにくいかもしれませんが、猫パンチをお見舞いする前兆なので要注意です。
不満に気づけば攻撃されにくい
猫が苦手な人は、突拍子もない行動が怖いと感じるのではないでしょうか。しかし、実際には不満のサインを発しています。
そのサインが分からないが故に攻撃されてしまうことが多いのです。
先ほど紹介したようなサインに気づき、そっと距離を取れば痛い目に遭わずに済みます。
猫好きさんは、可愛いあまり「もうちょっとだけ」という欲が出てしまいますよね。
しかし怪我を回避するためには、猫が「やめて」とアピールしてきたらすぐに解放したほうが、猫にもストレスがかかりません。
まとめ
猫は、本能的に大きな音やしつこくされることを嫌います。
そして、嫌なときは「やめて」とボディランゲージで伝えてくれるのです。
猫が表現している「文句」に気づいたら、不満になっている原因を解消してあげましょう。
そうすれば、攻撃を受けて怪我をするリスクを減らすことができます。
猫の側も、人を傷つけて叱られるというストレスを回避することができるので気遣ってあげましょう。