『売れ残った猫』はどうなる?救うためにできること5つ

『売れ残った猫』はどうなる?救うためにできること5つ

ペットショップに行けばかわいい子猫たちが並んでいます。しかし、全ての猫が飼われるわけではありません。中には売れ残る猫もいますが、その子たちはどこへ行ってしまうのでしょうか。今回は、売れ残った猫を救うためにできることを紹介します。

1.保護猫を飼う

保護猫

ペットショップをめぐる日本の現状は闇が深く、いますぐどうこうできる問題ではありません。しかし、希望を捨てずに少しずつ変えていくしかないでしょう。

幸せになる猫は一部で、売れ残るとブリーダーの元へ戻されたり、里親さんを募集したりという行先をたどります。あとは引き取り屋に渡されるなどしてロクなお世話をされず、そのまま死んでいくケースも。

ペットショップで猫を買う人が後を絶たなたいめ、いつまでも店頭に陳列されて売れ残る子が生まれつづけているのが現状です。もし売れ残った猫を救おうと思うのなら、猫を飼いたいと思ったら保護猫から選んでください。

しかし、保護団体等で猫を譲り受ける場合、ある一定の条件があります。猫を買いたくても条件をクリアできず、しかたなくペットショップで買う方もいるでしょう。一筋縄ではいかない問題もありますが、今後猫を飼う場合は極力保護猫にすると頭の片隅に置いていただけると、多くの猫が救われます。

2.ブリーダーに問い合わせる

純血種

売れ残った猫は、繁殖させたブリーダーの元へと戻される場合があります。そんな猫を引き取れないか、問い合わせてみてもよいでしょう。

ただ、全てのブリーダーが優良とは限りません。中には悪徳のところもありますので、十分に注意しましょう。もし見学を断るようなら、優良ではない可能性が高いです。

もし売れ残った猫を引き取るなら、きちんと見学ができて飼育環境のよい、愛情を持って育てているブリーダーからにしてください。

3.ペットショップで買わない

買い物カートと猫

売れ残る猫を作らないためには、ペットショップで買わないのが一番でしょう。ショップが猫を仕入れるブリーダーには、「パピーミル」と呼ばれるようなただただ機械的に子猫を量産するところもあるからです。

購入者がどのようなブリーダーから来た猫なのかを確認するには限界があるでしょう。もし悪徳なところから仕入れた猫を購入してしまったら、結果的にそこを支援してしまっていることになるのです。

悪徳ブリーダーの中には、本当にひどいところがあります。とにかく繁殖を目的としているため、猫のケアが十分に行き届いていない場合も多いのです。

これは犬の例ですが、繁殖させて獣医師免許もないのに、無麻酔で帝王切開していたブリーダーもいます。そんな現状が日本のペットショップの裏には広がっているのです。

調べればこのような情報はいくらでも出てくるため、買う前に猫たちを取り巻く状況を知り、どうすればよいかを考えてみてください。

4.保護活動を支援する

ご対面

野良猫等を保護し、里親さんを募っている保護団体はたくさんあります。どこもいっぱいいっぱいで、毎日必死に活動をしているのです。そんな団体を支援することも、直接的ではなくても売れ残り猫の救いになるでしょう。

金銭的、物質的な寄付をする、ボランティアをするなど方法はいくつかあります。もちろん保護されている猫を飼うのも、支援のひとつです。売れ残った猫を本当に助けたいと思うのなら、ご自身ができる方法で行っていきましょう。

5.保護団体への注意

子猫たち

数ある保護団体も、完全に信頼できるところばかりとは限りません。最近では「ペットショップで買うのではなく、保護猫を飼おう」という意識の方が増えてきていますが、保護猫と偽り実は売れ残りの猫を譲渡する保護団体もあるので十分にご注意ください。

もし保護されている猫たちが純血種ばかりなら、気をつけた方がよいでしょう。野良猫には純血種もいますが、そればかりというのはかなり怪しいです。ほとんどの場合は自然繁殖を繰り返してきた雑種でなければ不自然です。

実際に保護猫を見に行き担当者と話をして、信頼できるかを見極めてください。ペットショップの闇は思わぬところに広がっているかもしれません。

まとめ

悲しそうな表情の猫

ペットショップに並ぶ猫たちには何の罪もありません。むしろ被害者といった方が正解でしょう。日本のペットショップの闇はだいぶ深いですが、それでも人々が猫を助けたいという意識を持つことで変わると筆者は信じています。

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