1.飼い主のことを親だと思っている
生後半年もすると子猫は親離れをします。そして、単独行動ができるようになるのです。
ただ、早い時期に母猫から離されてしまった子猫は、この親離れがうまくできていません。そのため、飼い主のことを親のように思ってついてまわるのです。
成長するにつれて、飼い主をつけまわすことも少なくなりますが、いつまでも甘えん坊の猫もいます。
この場合は、無理に後追いをやめさせるのではなく、気長につき合ってあげて下さい。
2.要求がある
何か言いたいことがあって飼い主の後をつけまわすことがあります。
猫の要求といえば「お腹がすいた」「遊んで欲しい」「トイレを掃除して」などです。
要求がある時は、鳴きながらついてくることが多いです。
猫の要求には応えてあげたいものですが、おやつやごはんはそのたびに与えていると肥満になってしまいます。
おやつやごはんを食べさせる量や時間は決めておき、食べすぎに注意しましょう。
3.不安やストレスを抱えている
気ままでマイペースな猫でも、長時間ひとりで過ごしていると寂しくなることがあります。
飼い主が帰宅すると、つのった寂しさからついてまわるのです。
猫はストレスを抱えやすく、特に環境の変化や家族構成の変化、他のペットとの同居などに弱いことがあります。
ストレスの原因となるものがあれば、対処してあげましょう。
寂しさから後追いする場合は、十分なスキンシップをしてあげて下さいね。
4.病気のことも
あまりにもしつこく飼い主についてくる様子なら、「分離不安症」という病気かもしれません。
分離不安症になると、少しでも飼い主と離れると不安になり、パニックを起こしたりするのです。
飼い主をつけまわし、飼い主がトイレや浴室などに入ってしまって姿が見えなくなると騒ぎだします。
体調を崩したり、問題行動を起こすこともあります。
分離不安症は飼い主が早く気づいてあげることが大切です。おかしいな、と感じたら、動物病院で診てもらいましょう。
まとめ
猫が飼い主をつけまわすのは、それだけ飼い主のことが好きだから。
つけまわす理由は色々ありますが、飼い主と一緒にいるのが嬉しいので、ついてくるのです。
猫がよくついてくる場合は、うっかり踏んでしまったり、ドアに挟まないように気をつけて下さいね。
ただし、あまりにしつこい場合は病気も疑われます。猫の後追いが激しい場合は獣医師に相談して下さいね。