猫の歴史的背景

昔の猫は、人間にとって害獣であるネズミを捕獲してくれる狩人のような存在でした。
人間の需要と猫の供給が合い、猫は人間と自然に暮らすようになったのです。
この背景は、猫の中にしっかり残っています。ネズミを見れば捕獲をして人間に喜んでもらおうとするのでしょう。
人間を子猫と思っている

人間は、狩りもできない可哀想な猫と思われている可能性があります。
自分で獲物をとれてこそ、一人前の猫と言えるでしょう。
しかし人間はいつも狩りを成功させておらず、「心配になってしまった愛猫がお手本のように持ってくる」説があります。
もらった後は、愛猫にバレないようにサヨナラすると良いでしょう。
安全な場所で食べる

人間のいる場所で安全を確認して食べたり遊んだりするつもりで持って帰ってきている可能性もあります。
狩りをして捕らえた獲物は他の動物や猫に取られてしまう危険性があります。
狙われないようにするために、テリトリーである人間の家へ持って帰ってくるのでしょう。
しかし、持ってきたことを猫は忘れがちです。やはり、猫が見ていない隙に片付けてしまいましょう。
1.叱ってもダメです!

絶対に猫を怒っても意味はありません。
猫は人間に対して、悪戯をしようとも意地悪をしようとも思っていません。
純粋に人間を可哀想な子供と思っていたり、安全なテリトリーとして人間を信頼しているから持って帰ってくるのです。
2.興奮したリアクションをしない!

ネズミが家の中にいたらびっくりしてしまいますが、リアクションをしないようにしてください。
猫は、驚いている人間の様子を「人間が喜んでいる」と勘違いしている可能性もあります。
そして、人間の面白いリアクションを猫が楽しんでいる場合もあります。
甲高い声を出さない、興奮しないなど何事もなかったように猫へ接してください。
持ち帰っても楽しみがなければ、ネズミのお土産を止めてくれる可能性もあります。
3.外出を禁止する

完全に室内だけで暮らし、外へ出れないようにしてください。
ネズミは様々な病気の元です。そのため、猫がネズミを食べることは猫と人間の健康上よろしくありません。
感染症に罹患したり寄生虫が体内に入ってしまう危険性が高まります。
まとめ

猫が飼い主に『ネズミ』を持ってくるのはなぜ?その理由や対処法3つについてお伝えいたしました
可愛い姿をして普段は隠していますが、やはり猫は肉食動物です。
なるべく、ネズミと接する機会を作らないようにすることが大切ですね。